Я[大塩の乱 資料館]Я
2004.9.17

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「浮世の有様 巻之八」

◇禁転載◇

金銀徴集令 その7










伏見へ大坂より往来する所の二十石船、是迄船へ積込みし品物米・紙其外何に寄らず之を盗み取りて、密に八幡辺にて之を売捌く。其盗み物を買ひぬる者両人有りて、夫々に是を商売とせしが、其事此度露顕に及び、何れも悉く召捕らる。其盗物なる事とは弁へずして、其品物を右の者共より買調へし者共、至つて仰山の事にして、有栖川宮講の掛りの如く、買人残らず代銀仕出になる者共、多人数の事なりと云ふ事なり。

 









十二月廿九日、有栖川宮講一件に掛れる者残らず召出され、鎌田修理は軽追放、九人の世話方加島屋庄兵衛・加島屋万助・平野屋甚右衛門・百疋屋太右衛門・長浜屋佐七・吉田屋源二郎・同伜、右是迄町預なりしが、改めて手錠となる。庄田友助外一人は死去致候故、先づ其儘に差置かる。加島屋藤八鎌田同様に迫放仰付けらるべきなれ共、当人死去せし故、追て御沙汰之有る由。加入せし者六百人は、何れも三貫文宛の過料にて、掛銀残らず御取上となる。料理屋福屋又兵衛・池田屋太兵衛は公儀御法度の取除無尽の会合を存せずと雖も、之を引受候段、不埒に付、当人は申すに及ばず、所の役人共迄急度御叱りとなる。

 
 


「浮世の有様 金銀徴集令」その6
「浮世の有様」大塩の乱関係目次3

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