Я[大塩の乱 資料館]Я
2003.5.22

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「浮世の有様 巻之八」

◇禁転載◇

宮島騒動の忠臣蔵作替 その2






       抜文句

一、日本一の
  阿呆の鏡
 御家老
一、暫く座を立つて
  貰ひたい
 関蔵人
一、しやちばつてゐる
  いかいたわけ者
年寄
 今中大学
一、寝覚にも
  現にも
 木村丹波
一、大功は細瑾を
  かへりみず
 沢 讃岐
一、錆たりな
  赤いわし
 大橋主税
一、死人も
  同前
 御番頭中
一、御家の筋目、殿の御名代
もなされまする御身の上
 浅野唯之進
一、暦々様の御中見る
   蔭もない私めを
 同 監物
一、善悪の明りを
  てらす
 築山為蔵
一、ねてござる
  さうな
 山下重右衛門
一、結構過ぎた
  御身の上
 辻五郎太夫
一、御国を取直す
  所存はないか
 御用人中
一、強欲者で
  ござる
 天野兵衛
一、風に吹かれて
  居るわいなあ
 植木孫六
一、天晴大丈夫
  末頼もしい
 二川清記
 梶川角左衛門
一、獅子身中の虫とは己が事めた\/
百石の九太夫本川で水雑水くらはせい
 松野唯次郎
一、御免候へ
  たわい\/
 池田直一
一、御台様の
  御ついしよう
 承野千九郎
一、いっそ気違で
   ござろ
 諏訪民次郎
一、どうやら
  面白さうな
 黒田 斎
一、下には
  おかれぬ
 木村一学
一、ふし喰うた様な顔
  して居る御侍
 西山造酒
一、木にも萱にも
   心をおく
 小池源六
一、様子を見届け
  跡より知らせん
 小笠原主馬
一、花に遊ばゞ祇園の色
揃へと出かけて貰ひたい
 植木兵太郎・
瓦道奉行
 木村幾三郎・
 青野小太郎・
 穴長左衛門
一、とかく浮世は
  かうした物か
 上坂加膳
一、足軽ではない
  えらい口軽ぢや
 植田小三郎
一、筒井のはし店
  わすれぬ\/
 石津五郎九
一、勝手が違つて
  どうやらあぶない
 幸 丈右衛門
一、うつゝ
  抜かして
 寺川直勝
一、御目さまされ
  ませう
 湯川静次郎
一、あはういはん
    すな
 岡田定六
一、あぶないこはいは
  むかしのこと
 河瀬左門
一、足元しどろもどろ
  の浮拍子
 芦田大郎助
一、高うは云
  はれぬ
 件左内
一、是は何共
  御気の毒
 阿部松岡家内
一、やあ本心な
   こと
 阿部半右衛門
 松岡源内
一、これは
  かたいは\/
 横山十助
一、南無三宝
  しまうた
 中野蔵人
一、響きは尤々まだ
まだ悲しい事がある
 中島家内
一、さぞ痛かつたで
  ござんせう
 中島 登
一、精進する気は
  みぢんもござらぬ
御祈祷寺
 明星院
一、おかろは思案
  とり\゛/に
 積り方
一、なにしてござる 御用達所
一、嬉しい
 \/ 
 町方附
一、是は恥かしい所
  であひました
 小川来蔵
 小田八十右衛
一、くるしうない
  \/
 松島久助
一、人は一代名は末代
誰ぞ出てこい\/
 総家中

 



 安芸地島 かよふに民が 泣く声は 幾夜ねためも あはぬ関もり
 安芸足れば 足るに任せて 遣過し 安芸足らぬから かゝる騒動

 


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