Я[大塩の乱 資料館]Я
2013.7.24

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「大塩の乱関係論文集」目次


『大塩中斎』

その46

山田 準(1867−1952) 

北海出版社 1937 『日本教育家文庫 第34巻』 ◇

◇禁転載◇

後編 兇年の惨状と猾吏驕商の膺懲
 第四章 幕府召命至らず
管理人註
   

 天保六年、中斎四十三歳となる。正月、小田原侯大久保忠直、幕閣老 中の首班に上り、新政を行はんとして人才を物色した。侯は曾て大阪城 代たりし人、因つて中斎を召して政治を問はんとするの議あり、昌平黌 の儒官古賀小太郎菴をして中斎の対策を徴せしめた。中斎乃ち真知、 聖道、実践の題下に意見を草して之を古賀に致したが、其まゝ沙汰止み となつた。其理由伝はらざるも、既に学派の喧しき昌平黌を経由するか らは、中斎の起用は望むべくもないことは常人を待たずして知られる。



石崎東国
『大塩平八郎伝』
その75
 


相蘇一弘「天保六年、大塩平八郎の「江戸召命」について


『大塩中斎』目次/その45/その47

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