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ミラーレンズあれこれ

アビエーターとオールディーズに限定してミラーレンズの考察をしてみました。


基本的なアビエーターモデルのミラーレンズはG31がベースになっています。
ミラーの色はG31の場合、シルバーのみです。
ミラーの種類はFM(フルミラー)、SM(シングルミラー)、DM(ダブルミラー)の3種類です。


G31−FM(フルミラー)

一番ありそうで無いのがこのフルミラー
フルミラー フルミラー

G31カラーのレンズにシルバーミラーを施したレンズです。
1980年代にはアビエーターモデルのバリエーションに入っていたと思うのですが、
ある時期からダブルミラーだけになってしまいました。
分からないときは、いつも、相談するレイバンセールスのK村氏に尋ねたのですが
マリーンシリーズのフルミラーの記憶しか無いとのことで、詳しい年代背景は不明です。
マリーンは10年程前に海上用モデルとして販売されていたが入荷本数は少なかったとのことです。




G31−DM(ダブルミラー)
レンズの中央部分はミラー加工をしていない。
直射日光及び反射光を効果的に遮断する、特に雪上スポーツに最適なレンズ。

ダブルミラーの真ん中部分の黒くなっているあたりがミラーが掛かっていない部分です。

Wミラー Wミラー

後面から見るとミラーのヌケ具合が良くわかる。
左がフルミラー、右がWミラーです。
W,Fミラー





G−31 TGM(トップグラディエントミラー)
上部からぼかし気味にミラー加工をしてある。

25年位前のアメリカのカタログには載っていたが
日本で販売されたかどうかは定かではないです。

シングルミラー
シングルミラー

真ん中/FM
左/TGM・右/WM

3色





B15−TGM(ドライビング)

B15のレンズ上部に薄くミラーコートしたレンズ
直射日光を防ぐドライビングに最適なレンズ

左がドライビング、右がフルミラー
ミラーが薄いため、かすかに上部にミラーがかっているのが分かる程度

ドライビング
 
ドライビング

後面から見ると、土台のレンズのB−15とG−31の色の違いが良くわかる。
ドライビング




RB−50
アンバーマチックにゴールドミラーを施したもの。
全天候型のアンバーマチックにミラーコートで防眩効果を強化したレンズ。
当初ジェネラルのみに使用されていたが、後に、スキーシリーズにも使われていました。


ザ ジェネラル

egeneral general

アンバーマチックがベースのブラウン系のレンズ



ロゴ

RB−50の名前の由来のロゴ

RB50




G−15DH
ダイアモンドハード


B−15DH
ダイヤモンドハード



アモルファスコートにより耐擦傷効果を強めたレンズ。
ミラー加工はうたっていないが事実上ミラーなので紹介しました。

ダイヤモンドハード ダイヤモンジハード
ダイヤモンドハード ダイヤモンドハード

裏から見るとG−15、B−15とベースレンズが違うのがよくわかる。

2色



パイロットグラス

1960〜70年代に作られたパイロット向けグラス。
防眩効果と同時にコクピット内て゜計器を見やすくするため
下部を透明にした。土台が透明なレンズ故に裏面にもミラーコートを
施して、防眩効果を得ようとしたが、実祭に役立ったかどうかは不明。


パイロット


画像のモデルはレイバンセールスのH野氏の所有品で無理を言って、お借りしたものです。
同氏は貸したら還って来ないことを非常に危惧しておられる。
どうやら、廃盤ブームにあやかって価格の高騰を待っている様子。



裏面にもミラーコートをしてあるので、
マジックミラー越しに見ている感じ。
パイロット
パイロット


これら以外にもラウンドやオーバルにはグレイシルバーやブルーミラーがあります。
又の機会に掲載します。