Я[大塩の乱 資料館]Я
2001.3.20訂正
2001.2.8

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大塩の乱関係論文集目次


「大 塩 平 八 郎 挙 兵 の 顛 末」
その5

『商業資料』大阪経済社 1894.3.10 所収


◇禁転載◇

適宜、読点・改行を入れています。


商業資料 明治二十七年三月十日

大塩平八郎挙兵の顛末(其五)

かくて、江戸表にては矢部駿河守より下文の如く其の筋へ上申したり

  大阪異変に付跡部山城守組同心平山助次郎儀に付申上候

然るに其の筋よりは右平山助次郎および小者両名 とも大岡紀伊守へ預け置くべき旨駿河守へ命じけ るにぞ駿河守は一面之が受書を其の筋へ出し又一 面大岡紀伊守へ其の趣を申達しける其の文に




又諸国津々浦々に至るまで大塩一味の者たるを知らば直に捕縛して差出すべき旨を告示しけるが、其の人相書は左の如くなりし


   人相書






右之者共入込候はゞ召捕若手向致し手に余り候はゞ打捨候とも不苦旨被仰下候間其積りにて厳敷手配可致候右之通人相書相添御触出候間相達候条於村々も右之趣相心得此廻状村下へ令請印急き順達留より可相返もの也


          池田岩之丞
 酉二月二十四日     御役所


右之趣可触知もの也


 天保八酉年  山城
   三月   伊賀
                    村々
                        庄屋
                          年寄


人相書 1」(画像)
人相書 2」(画像)
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