Я[大塩の乱 資料館]Я
2004.1.23

玄関へ「浮世の有様」目次(抄)


「浮世の有様 巻之八」

◇禁転載◇

大塩一件脚本の筋書 その1

 







昨年二月大塩が乱妨の事を、軍書の講釈共早速に之を書記し、四五月の頃には九州辺にてこれを講じ、大に流行しと云ふ噂なりしが、当年は又市川海老蔵抔といへる芝居の者共九州へ下り、肥後熊本に於て芝居興行し、大流行にて数十日見物に行く者群をなせしと云。












外題は其暁汐満干といへるとぞ。夫より下の関に到り又之を興行す。此所には外題を大湊汐満干と改め、芸も少々仕組を変へしと云ふ。是まで下の関にて芝居をなすに、三十日の芝居未だ二十日に至らずして、見物人大に減少することなるに、此芝居始りて百日に余りぬれども、見物する人愈々増さりぬ。五里も十里も隔りし所よりして、大坂の騒動見物に行くとて、出来れると云ふ事なり。

 


鵜野漆磧「大塩騒動の芝居


「大塩一件脚本の筋書」その2
「浮世の有様」大塩の乱関係目次3

大塩の乱関係史料集目次

玄関へ