玄関へ/「浮世の有様」目次(抄)
大手御番小笠原信州・西丸下馬先阿部播州・紅葉山青山大膳・百人御番所摂田二郎兵衛、西丸御成の警固。細川越中西の丸を固む。松平奥州品川・千住を固む。浅野 因州登城、拝借銀左の通。
銀百貫目、一万石より一万五千石迄。 二百貫目、四万六千石より五万五千石迄。 百三十貫目、一万六千石より二万五千石迄。 二百五十貫目、六万六千石より八万五千石迄。 百五十貫目、二万六千石より三万五千石迄。 三百貫目、八万六千石より九万五千石迄。 百七十貫目、三万六千石より四万五千石迄。 右戌年より十ケ年々賦に上納。
御旗本衆へ御配分金 百石に付金十五両 但九百石迄五十石に五両増 千石に金百両 但千四百九十石迄同 千五百石に百五十両 但千九百九十石迄同 二千石より五千九百九十石迄百石五十両増 百石以下は増多し。御扶持方は切米の高に入れ、幼少病人は石高に入れ、御扶持方一人に米五俵宛、右江戸の金は焼失によりて、大坂・駿河の御金を宛行はる。
金十六万両を江戸中類火の町人に給ふ。間口一間に金一両二分・銀六匁八分、此節の大変、当時の大変、大小不同と雖も、其変は異なる事なし。右今世の異れる事之にて思ひ計るべし。
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