●コンセプト:
この世界では、ソビエト連邦とナチスドイツが成立しなかった世界を追いかけていきたい。つまりは、イデオロギー対立が成立しない平行世界だ。
発端は、ロシア革命の最中にドイツ帝国の陰謀でスイスにいたレーニン達を乗せた封印列車(外交列車)が、何者かによって爆破されたとする。
これでロシアの共産党勢力は中核となる活動家を失い、ロシアはケレンスキー率いる臨時政府の系譜が、中途半端な社会主義系国家としてのロシアを形作る可能性が高まるのではないだろうか。「PN鉄の男さん」については、強盗の最中か投獄された時などに「運悪く」殺されてしまったとでもしておこう。
ナチスについては、ヒトラー、ゲーリングは世界大戦で戦死もしくは社会復帰不可能なほどの障害を背負うとする。同じくゲッベルスは、小児麻痺の悪化で子供の頃に死亡もしくは社会に出られないほどの障害を背負うとする。ソビエト連邦が成立せずロシアの共産党が強大化しない事を合わせれば、ナチスが出来たとしても政権を取る可能性はほとんど無くなるだろう。それに共産主義ロシアのない世界では、ナチスが隆盛する可能性はかなり低い。
なお、ドイツ、ロシア以外への影響は可能な限り小さいものとしたいと思う。また、前半(中盤?)は、「ほんの少しだけ派手な支那事変」になると思うが、あまり騒ないでいただけたら幸いである。
中華虐めをするのは、昨今の情勢への迎合に過ぎないので、「イタイ」面はスルーでお願いしたいものだ。
それでは、今回も平行世界を見ていこう。
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