![]() GWなのでちょっとは勉強も・・・ということで、図書館から比較的最近出版されたコーチング本を5冊ばかり借りて置いたのですが、はっきり言ってこれという本は一冊もない、という結果に終わりました。 どの本もコーチングを技術として捉えていて、その解説を読み進むとかえって理解が遠のく感じで、ひどいもんです。 管理職が勤まる程度の人間力があれば、後は外的コントロールの回避、承認といった原則を学ぶ程度で十分コーチングは可能だと思っています。しかしそう言ってしまうと出版企画が書けず、本にならないのでしょう。だからうだうだ書いて本にしただけ、そんな印象すら受けます。 そんなのから比べると、やや古い本ですが、榎本英剛さんの『部下を伸ばすコーチング』なんかは極めてわかりやすく書かれており、読んで感心したものです。最近ああした本に出会いませんが、250冊を超えるコーチング本が出ていれば、無理もないかなと思います。 結局、コーチングの体系というのは極めて矮小なもので、そこに新しい理論なんかありはしないのです。たとえて言えば一番煎じは美味かったが、二番煎じ、三番煎じ、・・・・・・、N番煎じと来て、今となっては一応茶の色はしてるけどね・・・、ということなんだと思っています。 D.カーネギーの『人を動かす』を読んでおけば十分、ということなのでしょう。
![]() 「ネット・コーチング」でバーチャルな生活をしていると、画面ばっかり見る結果になるため、視力も足腰も弱ります!とくに冬場は暖房した部屋にこもることになりますので、この傾向は顕著です^^とくに今年は4月中は寒い日が多く、冬の延長で来ました。 ようやく風薫る5月、GWの家族サービスで鳥羽と志摩スペイン村に行って来ました。私個人は基本的に紫外線に当たることが目的でした^^ この地域を巡るには、「まわりゃんせ」という周遊券を使うと、お安くあがります。他に安くあげる工夫としては、観光ホテルはやめてビジネス・ホテルに泊まりました。一家4人朝食付きで2万1千円でした。夕食はビジネス・ホテル前のローソンに買出しに出かけ、計3千円でした。経費切り詰めはこのあたりが限界では^^とはいえ、子どもたちはこれでも十分満足そうでした。あとはなんやかやと雑費はかかりましたが。 わずか2日ですが、外を歩き回って若干視力も回復した気がします。退化しつくした野生?もちっとは戻ってきた感じで、紫外線パワーというのはやっぱりあるな、と感じた次第です。
![]() 「コーチング」と題した本はどれくらい出ているかご存知ですか? アマゾンで検索してみると268冊!出てきます。で、売れている順で表示すると小生の本は13位(06年5月3日現在)でした。予想外に健闘していますね。 なかにはスポーツ(野球・サッカー・バレーボールetc.)のコーチングの本も混ざっています。しかし268冊は凄いです。 ダンスホールにたとえると、床で足あとのついてない箇所はない感じがするのですが、まだまだ将来にわたってコーチングの新刊書は出ることでしょう。 ただ今のところ、コーチングの起業を扱った本は小生のものだけだと思います。何名かの方から、 「あんなにノウハウを書いてしまって大丈夫ですか?」 と言っていただいたのですが、私の想いは、 「私が書かなければ、早晩誰かが同じ内容の本を書くだろう」 なのです。だったら悔いのないように出し惜しみしない本を書くしかないな、というものでした。 今後もチャンスがあればコーチング本を書いてみたいと思いますが、一体どんな切り口にしたものか苦慮します。コーチングは助言理論の一部を抽出したに過ぎず、割と浅い体系だからです。 たとえば「コーチング・・・大いなる虚構の世界」といったような暴露本が出るには、コーチングの業界は発展途上で小さ過ぎると思います。 今後どうなっていくのでしょうか?
![]() 「あまり、引き出すとか問題解決するとかで、躍起になる必要はないですよ。何よりも大切なのは相手が『ああ、○○さんと話して楽しかったな、元気が出たな、癒されたな』と思うこと。そして次回も『また○○さんと話をしたいな』と思うことなんですよ」 将来プロとしてコーチングに関わっていきたい、こうしたクライアントさんを何名かお相手していますが、初回に決まって申し上げるのはこのことです。 コーチングということで話をして、問題解決や意欲を導ければ通常コーチングは成功です。しかし、一度では問題解決や意欲を導けないケースは多いです。 たとえば肉親と死別して大変気落ちしているクライアントさんがいたとして、それにはかばかしいコーチングの結果をすぐに導くのは無理というものです。 それでも、『また○○さんと話をしたいな』とクライアントさんが思えるのであれば、コーチングは成功、というのが私の考え方です。 結局、コーチングの成否はいかにセッションが盛り上がるか、そしていかにクライアントさんがその盛り上がりに満足できるか、なのです。 ということは、盛り上がらなければ話にならないし、意欲も発想も引き出せないわけです。サンマとかタモリのトークショーも盛り上げるという点からは評価できるコミュニケーションと言っていいと思います。 プロになりたいというのであれば、どんな相手と会話しても盛り上がる、盛り上げることができる、この要素が不可欠です。 たとえばどこかのご隠居さんをコーチングの実習相手にお願いしたとします。通常ご隠居さんにギラギラした目標はないはずで、そもそもコーチングにならないと思われます。しかし、それでもいいのです。コーチングにならなくても、この方がセッション後に、『また○○さんと話をしたいな』と思っていただけたら成功なのです。 そもそも、コーチングのニーズのない人を満足させるだけの能力があるなら、コーチングのニーズのある人を満足させることはたやすいでしょう。 極端な話、会話が盛り上がってクライアントが心から満足できるなら、コーチングでなくても何だっていいのです。そうした会話は間違いなく生産的であるはずだし、クライアントがお金を出してでも買っていただけるサービスであるはずだからです。
![]() 非対面心理療法の基礎と実際―インターネット時代のカウンセリングという本を図書館から借りてきました。「ネット・コーチング」を標榜する私としては最も身近でかつ関心のあるテーマであったからです。 この本の内容は: 第1部 基礎編(非対面心理療法の歴史 非対面心理療法の方法論 非対面心理療法の臨床効果 ―電話やコンピュータなどの情報機器の利用による行動療法のサポート 非対面心理療法の課題) 第2部 実際編(非対面援助活動としての電話相談―「いのちの電話」の経験を基礎として コーチング 電子メールによる教育相談 インターネットとひきこもり 電子メールによる摂食障害患者への治療支援 ほか) 非対面心理療法の展望 といったもので、十数名の専門家が各章を書き、それを編者がまとめるという形を取っています。 さて目を通した感想ですが、カウンセリングのアカデミズムの特徴は、 ・簡単なことをわざと難しく書いている ということです。これはアカデミックなカウンセリング本を読むと常に感じることです。私のように日ごろ多くのクライアントさんと接触している立場からすれば、 「これを読んでもあまり実戦の役には立ちそうにないな」 というのが正直なところです。 たとえば、下記のサイトなんかは少々のいかがわしさはあっても、実戦度満点で私は好感が持てます。 ネットカウンセラーになってはいけない? カクンセリングはガクモンではなく、とにかくクライアントが救済できることが第一で、カウンセラーが仕事を確保できることが第二でしょう。汗牛充棟のカウンセリングの学術書を見ると、どうもその二点が二の次になっているのではないか、いつもそういう思いに駆られるのです。 |
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400 福島健康保険医協会 399 修了証 398 群れないというありかた 397 資格発行 396 全方位苦情処理 * 395 N番煎じ 394 紫外線パワー 393 コーチング本 392 いかに盛り上がるか 391 カウンセリングのアカデミズム * 390 非情なビジネス・コーチング 389 コーチングとは 388 コールド・リーディング 387 ボケの論理 386 最も記念すべき日は * 385 コーチングより重要なカウンセリング 384 一日研修 383 自分の造語 382 充電が必要 381 ライフ・ミッション * 380 後は自分で考えるしかない 379 志が見つからない 378 ハウツー本の弊害 377 一石二鳥? 376 ミリオンセラーというのはいかに途方もない存在か * 375 amazonの書評 374 書店視察 373 発売日に在庫切れですと・・・ 372 実習のテーマ 371 アマゾンに載った! * 370 ブログの活用 369 認知 368 初めて見るわが子 367 上司はつらいよ 366 行き先あってのコーチング * 365 不況型人間 364 職業観 363 春の陽気 362 認定制度 361 気持ちはわかります * 360 人生設計 359 ビジネス・モデル 358 助言者としての素質 357 学習塾のコーチングとは 356 越境と流派 * 355 生かされて生きている 354 性悪説 353 賃貸アパート 352 願望実現 351 スカイプアウト *** コーチングを受けてみませんか *** コーチングとは(私見) *** 社会人のためのカウンセリング *** カウンセリングとコーチング *** ビジネス・コーチング入門 *** ライフワーク・コーチングの奨め *** オーケストラ再生のオーディオ *** オーケストラ録音を聴く |
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