![]() 福島健康保険医協会から私のホームページのコラムを月刊機関紙に掲載したいと言って来られました。先々月のことです。 もちろん、快諾。通年でコーチングのコラムを書くことになりました。ホームページのコラムを加筆修正し、過日12回分お渡ししました。 このたび見本を送っていただきましたので、スキャナで取ってみました。ちょっと重いですがこれです。 初回のみ倍のスペースの特大号とのことです^^
![]() コーチ21のCTPを修了してからほぼ1年立つのですが、認定コーチは取得せず。もうすぐCTP3年の期限も切れようとしています。 CTPの会員サイトを見ると、どうやら修了証というのを発行してくれるそうです。在籍した事実くらいは残したい、と思って取り寄せることにしました。 ところが2回ほどメールで申し込んでも音沙汰なし。資格証明じゃなくて修了証なんぞ取り寄せる御仁はおらんのでしょう。3度目の正直で電話で依頼して届きました。 ジャン、これです! で、添付されていた文面がこれ。 いろいろな想いは去来するが、受講したこと自体には悔いはありません。いい記念です^^
![]() 世間に「群れる人」と「群れない人」がいます。もちろん「群れる人」が多数派で、「群れない人」は少数派です。デジタルで白黒がはっきりしているのではなくて、グラデーションになっており、のグレイ・ゾーンの人も多いです。 お察しのことと思いますが、私は全く「群れられない人」です。そして縁あって私のもとに来られるクライアントさんは、不思議と同じタイプの「群れられない人」が多いです。これは親和の法則ですね。 その傾向の裏返しとして、トライアルでセッションしてもクライアントにならない人は「群れる人」が多い感じです。 そうしたなかで感じるのが、 ・群れる人は考え方に冷徹さが欠ける(甘い) ということです。群れるということは、信念で行動しているのではなく、他人がどう思うか、これが価値尺度であるわけです。でなければ群れようがない。つまり群れる人は他人の価値観、というか世間的な価値観が最上位に来ますので、洞察力が甘いということになるのです。 さて、コーチング従事者にも群れる人、群れない人がいます。おなじく群れる人が多数派ですが、群れない私からすれば、群れる人のコーチングのやり方は全く相容れないというしかありません。ひと言で言って、甘くてかったるいのでついていけないのです。 「杉本さんは尊敬するコーチは誰ですか」 と私に問うたコーチ志望者がいましたが、これはもちろん群れる人です。尊敬するコーチだって?それが自分でないならコーチ業なんかやってはいかん、というのが私の考え方です。 私個人は他人がどんなコーチングをするのか、基本的に興味がないのです。さらに認定とかで、「群れる人」に自分のコーチングを評価してもらうなんて全く気が進みません。 ですから、コーチ紹介業なんていうのは私からすればもってのほかですし、コーチングのポータル・サイトといったものの運営は私にはほぼ不可能です。 もし私がコーチング業界に何がしかの貢献をしようというのなら、コーチ同士で連絡を取って互助会的なものを作るのではなく、あくまで自分の提供するコーチングというサービスの質で、クライアントに満足してもらう、ということになると思います。 群れられないコーチとして当然のあり方でしょう。
![]() コーチングの資格というのがいくつかあります。 いずれも国家資格ではなく民間資格です。もちろん資格にプラス面もあるのは十分承知していますが、個人的な資格に対する想いは正直なところ、 ・資格は強力な利権であり、合法的に金銭を収奪!する仕組みである。 ・資格を持っている割には、首をかしげざる得ない人がいくらもいる。 ・自分のやり方に十把一絡げでかせをはめられたくない。 なのです。こうした理由で資格とは距離を置いて来たわけです。 そうなると何か自己のブランディング手段を考えなくてはなりません。そこで考え着いたのは、お金を出して資格を取るよりは、本を出して逆になにがしかの印税をGETしよう、ということでした。資格に距離を置いた結果、本も出せたわけです。 さて、CTP受講中のクライアントさんから聞いたのですが、この10月から認定コーチの受験には認定コーチからコーチングを受けていることが条件となるそうです。 「杉本さんは資格お持ちじゃないんですか」 「ないんです」(迷惑かけます^^;申し訳ない) という会話になりました。 今後CTP受講者をクライアントとして諦めるべきか、それとも自分が資格を取得して、クライアントさんのニーズに応えるべきか、選択に迫られる結果となりました。どうしよう??? しかしこうしてみると資格発行というのはつくづく強力な利権であり、権力なのですねぇ。
![]() コーチングで「承認」と言えばほめること、だと思っている人が多いです。しかしこれは誤りで、本当は単に「相手の感情を肯定すること」なのです。 苦情処理係という仕事があります。つまりお客のクレームを一手に引き受ける仕事です。 苦情処理の鉄則は、「お客の感情を肯定する」ということです。理由はどうあれ、お客が嫌な思いをしたのは、そのお客にとって事実であるからです。しかし、だからと言ってお客の見解に同意する必要もなければ、お客の要求を受け入れる必要もありません。承認と同意は全くの別物です。 たとえば、「購入後1週間のパソコンが立ち上がらなかった、交換してほしい」という苦情があったとします。 「なるほど、1週間前にお買い上げいただいたパソコンが立ち上がらなかった、ということですね。お忙しいところご迷惑をおかけいたしまして、まことに申し訳ございません」 というふうに、相手のクレームをそのまま復唱(おうむ返し)すれば、それで立派な承認です。しかし、交換に応じるかどうかは全く別問題です。 まず承認する。で、感情面のガス抜きが十分終わった時点で、理性的な話に入る。そうしてお客からの目一杯の譲歩を引き出すわけです。 たとえば修理品をお客の負担で持ち込んでもらう、あるいは修理ができるまで待ってもらう、といったことです。こうしたお客の協力は苦情処理によって引き出しうるものです。これぐらいのことは誰でもわかっています。 世間一般でよくに問題なるのは、相手がお客ではなく、肉親(親子・兄弟)とか職場の上司・部下・同僚だった場合に、往々にして同じように振舞えない、ということです。 どうして同じように振舞えないのか。それは相手がお客ではないからです。お客でない相手の感情を肯定できない、というのは結局、「プライドが許さない」ということに尽きます。相手の感情を肯定するためには下手に出なければならず、忍耐が必要で、損な役回りという想いがあるからでしょう。 とくに目上の人は目下の人に「舐められる」ということを極度に恐れるものです。それで得てして高飛車に出る。相手の感情を肯定するどころではないわけです。 しかし、「相手の感情を肯定する」という苦情処理のやり方は、相手から最大限の譲歩を引き出し、相手に思うように動いてもらう、という点からは一番得で、一番賢明なやり方なのです。これは目上、目下、身内、他人といった相手を問いません。 だったら問題は簡単です。対人関係を良くして、相手に思ったように動いてもらうためには、今後は苦情処理係になると割り切ってやっていったらいい、ということになります。 コーチングの真髄は誰に対しても苦情処理のスタンスで接する、言わば「全方位苦情処理」です。つまり、 承認 → 折衝 という図式です。単に承認が折衝の前に来るだけです。世間の多くの問題はいきなり折衝(つまり反論)するからうまくいかない、というわけです。最悪なのは相手の感情の爆発に対して、こちらも感情の爆発で応戦する、ということで、これでは全てが台無しになってしまいます。 全ての会話を承認からスタートする、ただし同意する必要はない、このポイントがわかっていれば、こまごましたテクニックは知らずとも立派にコーチングは可能です。 |
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400 福島健康保険医協会 399 修了証 398 群れないというありかた 397 資格発行 396 全方位苦情処理 * 395 N番煎じ 394 紫外線パワー 393 コーチング本 392 いかに盛り上がるか 391 カウンセリングのアカデミズム * 390 非情なビジネス・コーチング 389 コーチングとは 388 コールド・リーディング 387 ボケの論理 386 最も記念すべき日は * 385 コーチングより重要なカウンセリング 384 一日研修 383 自分の造語 382 充電が必要 381 ライフ・ミッション * 380 後は自分で考えるしかない 379 志が見つからない 378 ハウツー本の弊害 377 一石二鳥? 376 ミリオンセラーというのはいかに途方もない存在か * 375 amazonの書評 374 書店視察 373 発売日に在庫切れですと・・・ 372 実習のテーマ 371 アマゾンに載った! * 370 ブログの活用 369 認知 368 初めて見るわが子 367 上司はつらいよ 366 行き先あってのコーチング * 365 不況型人間 364 職業観 363 春の陽気 362 認定制度 361 気持ちはわかります * 360 人生設計 359 ビジネス・モデル 358 助言者としての素質 357 学習塾のコーチングとは 356 越境と流派 * 355 生かされて生きている 354 性悪説 353 賃貸アパート 352 願望実現 351 スカイプアウト *** コーチングを受けてみませんか *** コーチングとは(私見) *** 社会人のためのカウンセリング *** カウンセリングとコーチング *** ビジネス・コーチング入門 *** ライフワーク・コーチングの奨め *** オーケストラ再生のオーディオ *** オーケストラ録音を聴く |
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