Я[大塩の乱 資料館]Я
2016.5.6

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「大塩の乱関係論文集」目次


『大塩平八郎』 その36

国府犀東(1873-1950)

(偉人史叢 8)裳華書房  1896

◇禁転載◇

洗心洞の学風(13)
 (其一)洗心洞の学説(8)

管理人註
    

     ● ●    ●    ● ● ● (二)致良知は虚なる世界観によりて組成さるべき性格を現前せしむるを     ● ●  ● ●        ●   ● ●  ●        ● ●  ● ●        ●  ● ● 指す、太虚を理想となし、虚を世界観となし、良知を性格となす、致良知      ● ●          ● ● ● ● ● とは此の性格を形成する積極的方法を指す成り、平八自ら言ふ、     ● ●         ●  ● ●   吾太虚之説、自良知来、 と曰ひ、又た               ● ●                     非陽明先生所謂致良知之実功、則不於横渠先生所謂太              ● ●        ●  ● ●   虚之地位、故欲心帰乎太虚者、宜良知矣、      ● ●  ● ●   ● ●          ● ●  ● ●      ● ●      ● ● と曰ふ、良知は霊心の本体にあらず、太虚は本体なり、実相なり、良知は ● ●  ● ●           ● ● ●             ● ●                ●  ● ● 霊心の性格なり、彼の世界観によりて、此の性格を形成す、是れを致良知         ●  ● ●       ● ● とは曰ふなり、致良知の法は格物に在り、格物の要は慎独克己に在り、慎 独克己以つて格物す、則はち知致すべし、致良知則ち霊心の性格に感応し、          ●  ●           ●  ● ● 神孚す、是に於いて霊心の実相本体立ところに脱体現前す、致良知は則ち ● ●   ● ● ● ●  ● ●          ● ●          ● ●       ● ● 太虚の本体霊心の実相に触着する性格を形成する方法なり、工夫なり、











『洗心洞箚記』(本文)
その34








『洗心洞箚記』(本文)
その35


『大塩平八郎』目次/その35/その37

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