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大塩中斎著 下中芳岳(1878-1961)訳
耳目口鼻四肢、 義吾之物、而 又亡吾之物也。 故常常不照固 有之知、則必 入畏矣。
耳や目や口や鼻や手や足やは、我が身心を養ふ所の具であ る。と同時に我を亡ぼすの所の因である。故に、常に、固有 の知即ち良知に照して、其の視聴するもの、味ひ嗅ぐものゝ 是非善悪を区別し、其の立つ所、取る所の正邪を弁ずるでな くては、必ず我を害するに至るであらう。
『洗心洞箚記』 (本文)その93
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