Я[大塩の乱 資料館]Я
2015.4.9

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『通俗洗心洞箚記』
その86

大塩中斎著 下中芳岳(1878-1961)訳

内外出版協会 1913

◇禁転載◇

上巻 (82)七六 不断の修養

管理人註

平生至安之時、 不危難之 念。而当倉卒危 難之時、不至安之楽也。

                   い つ  平生、安穏無事なるの時に於て危難の何時来るやも知れず との念あらねばならぬ。是れ、倉卒危難の場合にも決して狼 狽周章せぬ為の修養である。而して、倉卒危難の時に当ッて は、平生の安穏無事なるの時に楽があらんければならぬ。是 れ其の事物に適当に処し得る所以であッて、而も平生の修養 工夫の結果である。

     原本には、上巻百八十條あり、其の中、重複せるも の、学説のみに関するもの等を省きて、こゝに処世修 養に関するもの七十六條を選んで訳出せり。


『洗心洞箚記』
(本文)その150



 


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