晴夜起、仰観 天文 、
乃知 古聖賢文章、
有 法而参錯爛燦明
白神奇者、咸則 這
箇 来 。
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晴れたる静夜、独り起き出で、天を仰いで冥想、黙思、大
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観するに、此の宏大無辺なる宇宙、其の間自ら変化あり、秩
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序あり、統一の存する、かの古聖賢の文章の法あッて参錯、
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爛燦、明白、神奇なるもの亦咸這箇に則り来れるものあるを
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知る。
宇宙の大と精とを観じて古聖賢を思ふの言、此の中、尽
きざる妙味あるを覚ゆる。
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『洗心洞箚記』
(本文)その182
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