帰太虚の
工夫
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ル ニ
登 富嶽
中斎洗心洞箚記の成れるを待ち、一本を伊勢の神庫に献し、
一本を富士の高嶽に埋めて、龍門司馬遷の故事を襲ひき。
蓋し中斎が一生の心血、半ば此書に在りと云ふもの、天地
神明に質し、之を不朽に伝へんとするなり。此行、頗る帰
太虚の実功を得たるを覚ゆ。
登富士山 二首
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口 吐太 虚容世 界
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太 虚 入 口 又 成心
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心 与太 虚本 一 物
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人 能 存道 只 今 乎
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千 年 雪 映千 年 月
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況 復 紅 輪 未暁 昇
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下 界  今 猶 夢 寐
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枕 頭 暗 々 五 更 鐘
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中斎大塩君見過訪 。
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聞 其話 七月十七日登富嶽。 平松正愨
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宵 行 経 尽 老 松 林、
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巌 際 登 登 尽 峻 岑
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日 色 纔 生 滄 海 底
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月 輪 高 掛 太 虚 心
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帯将 宝 剣山 霊 泣
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蔵了 新 書 石 室 深
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懐 古 長 吟 小天 下
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寥 寥 何 歎少知 音
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聞中斎大塩君登富士山。
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賦之以寄。 福井晋
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勇 退 恬 然 早 致労
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漫 遊山 水養余 豪
芙 蓉 八 万 三 千 丈
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争 及先 生 気 宇 高
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奉次 洗心洞先生賦太虚高韻 杉本祐憲
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太 虚 一 気 生躯 殻
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躯 殻 私 心 害箇 心
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躯 殻 太 虚 知 本 一
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入 心 豈 有古 兼 今
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山田 準訳註
『洗心洞
箚記』(抄)
その２９
『洗心洞
箚記』(抄)
その３１
『洗心洞
箚記』(抄)
その３０
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