Я[大塩の乱 資料館]Я
2014.5.21

玄関へ

「大塩の乱関係論文集」目次


『大塩平八郎』

その34

丹 潔

(××叢書 第1編)文潮社 1922

◇禁転載◇

第七節 著述

管理人註
   

 平八郎の著書は七部から成立してゐる。   古本大学刮目七冊。   洗心洞剳記二冊。   附録抄一冊。   奉納書籍聚跋一冊。   儒門空虚聚語二冊。   増補孝経彙註三冊。   洗心洞学名学則一冊。  右の書籍の中で『洗心洞剳記』二冊は、平八郎一代の傑作である。 『余が剳記は河東の読書録、寧陵の呻語、及び寒松堂庸言等に傚ひ、目 の触るゝ所、心の得る所有る毎に、之を筆して以て自から警め、又以て子 弟の憤を助発するのみ。』とは、実に謙遜の言葉を表現してゐ。  で、『洗心洞剳記』、及びその附録とを併せて、佐藤一斎、斎藤拙堂な どを初めとして、五六十人に寄贈したのは、自分の著述を批判して貰ふ為 であつた。彼の思想を理解しようとする人は、これを読破するのが一番い と思ふのである。



幸田成友
『大塩平八郎』
その56













幸田成友
『大塩平八郎』
その58

『洗心洞箚記』(抄)
その14


傚(なら)ひ語
「呻吟語」
が正しい
 


『大塩平八郎』目次/その33/その35

「大塩の乱関係論文集」目次

玄関へ