![]() 風通しの良い組織とはどんな組織か、これはいろいろな考え方があると思います。コーチングが根付いている組織?たしかにそういう考え方はできますが、それだけではないと思います。 コーチングが根付いていても、その部門が仮にたいへん縦割りの気風が強く、その部門の指揮系統に乱れはないが、他部門の干渉・交流というものをはねつけてしまう場合、風通しが悪いと言えるでしょう。 たとえば製造部門というのは、技術部門、営業部門との交流が密であるべきで、他部門との交流がすべて部門長経由でなされるとしたら、たいへん効率が悪いのです。担当者同士が直接連絡を取り合って、指示を出したり受けたりが必要です。 日産自動車の副会長が講演で話されていましたが、マニュアル社会の欧米では縦割り傾向が強く、部下はレポートする上司しか見ない傾向がある。そうなると現地の工場の活性化は難しい。その場合、 2 bosses, 3 bosses と説明した、と話されていました。 家庭でもお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、と目上が複数いるじゃないか、あんな感じだよ、と言うとわかってもらえたそうです。つまり、家庭にも家長であるお父さんのリーダーシップが第一だが、その他のメンバーによるリーダーシップがあるわけです。もし、お父さんがそれを干渉ととって、いちいち目くじら立てていたら、家庭に自由闊達な気風は失われてしまうでしょう。職場でも同じだというわけです。 だから、自由闊達な職場風土を創ろうとすれば、上司は他部門の干渉や介入を歓迎する度量が要るのです。といっても野放図でもダメで、ある種のけじめが要るのも事実です。 ところが、責任感の強い人ほど、他部門の干渉や介入を許さない傾向があるのだそうです。今の時代、タテ割では絶対ダメですから、リーダーにはおおらかさ、つまりある種の楽天性、があって、存在感を余り主張しないような人が良いということになります。 私個人のマネジメント・スタイルは結果的に存在感を主張しないような感じに落ち着いていますが、講演を聴いて、案外いい線を行っているのだな、と思った次第です。
![]() 元祖「ネット・コーチング」を標榜し、本も書いた私ですが、検索キーワード「コーチング」で2007年8月ごろ、Yahooでいきなり2位から9位まで落ちてしまいました。なぜ落ちたのか、それはYahooの順位表示ロジックが変わったからです。 9位と言えば、もうちょっとで検索エンジンの1ページ目からすべり落ちるところまで行ったわけです。このときはさすがに落ち着きませんでした。2ページ目だと、「ネット・コーチング」としては説得力がないでしょう? 10月2日現在、また2位までもどりました。少々対策したのが効いたのか、順位表示ロジックがまた変わったからなのか、どうもその両方のように感じています。 SEOもどうやら組織力の時代のようです。コーチングの法人が財力にものを言わして本気で業者を使ってSEOをすれば、私のような個人はひとたまりもないでしょう。いつまでも上位で残れるとは考えていませんが、上位に残る延命措置は講じていかなくてはなりません。やっぱり自分のサイトは多くの方に見ていただきたいからです。 ま、やれるところまでやることにします^^
マイクロソフトがOFFICE LIVEという無料ツールをリリースしています。私もクライアントさんに教えてもらったのですが、コレです。 2006年末から始まったサービスで、現状は立ち上げ中のようですが、無料で.comのドメインとウェブ・スペース600MB、それにメール・アドレスが取れるのは大盤振る舞いというしかありません。さすがに儲かっている会社は違います!ウェブサイトの構築にFTPは一切必要なく、手元のファイル修正が即ウェブに反映されます。 私も早速ドメインを取って簡単なサイトをつくってみました。1959は私の生年です。 http://sugimoto1959.com/default.aspx なかなかいいでしょう? テンプレートを直してテキストを貼り付けるだけで完成します。テンプレートの自由度はそんなに高くありませんが、FTPソフト不要でホームページができるというのは画期的です。 私のクライアントさんでコーチを目指す方には全員ホームページを作ってもらっているのですが、従来のホームページ・ビルダーやFTPソフトはやっぱりパソコン初心者には敷居が高かったのです。今後オススメするとしたら絶対OFFICE LIVEです。これで物足りない人は好きな市販ソフトを買えばよいと思います。
![]() ビジネス・コーチングはやる気を引き出す説得術という見方ができます。相手は部下とは限りません。上司でも、同僚でもいいわけです。 さてコーチングしている相手とあなたと意見が衝突したとします。いい妥協案が見つかりそうになく、あなたも自説を通したいとしましょう。 衝突した時に無理に結論を出そうとすると、お互い面子もありますから、よろしくありません。だからこのときは、 「じゃ、検討してみましょう」 と言って一晩置く。この場合、あなたは検討する必要はありません。一晩置いてから、 「あの件、いろいろ検討してみましたが、やっぱり○○するのがベストだと思います」 と切り出す。先方は、一応「検討する」という面子を立ててくれたこともあって、決着する場合は、すんなり決着するものです。とくに相手が上司の場合はその傾向が強い。基本的に相手はあなたの自主性を引き出して「やらせてみよう」と思っているからです。それに、 「いろいろ検討してみた」 とやる気のあるところを見せると、反対できなくなってしまうのです。 私は以前、意見が衝突すると、最後まで議論する傾向があったのです。私は考えと人格を混同しません。だから、最後まで議論するのに違和感はないのです。しかし、このやり方は多くの日本人には馴染みません。上司から一度、 「あんな場合は一旦引いて、一晩置け。そうすればすんなり決まるんだ」 と指導されたことがあります。納得でした。時には一旦引くのも、大切なコーチング・スキルでしょう。
![]() クライアントのKさんは自称ADDです。私はそれほど重症とは思わないのですが、コーチングさせていただいているのは、やはりADDの克服なんだそうです。 ADDの最大の課題はいかに身の回りを片付けるか、です。ADDですから、身の回りがいつも神社の境内みたいに掃き清められて整然としていることはあり得ません。絶対散らかっていくのですが、放置しておくと収拾不能な状況に陥ります。 Kさんはこうなってくると、自分が許せなくなってくるのだそうです。そうすると精神的にも低調になり、落ち込み始める。つまり散らかるのと比例して、精神状態が悪くなるのが見て取れます。最後には散らかっているから落ち込むのか、落ち込むから散らかるのかわからなくなるのだそうです。 20-80の法則というのがあります。モノの整理に当てはまると、全体の8割はコアの2割が整理できれば片付くということになります。あなたの場合、コアの2割って何ですか、と訊いてみたら、 「台所の流しと机の上」 という返事が返ってきました。 「そこだけは必要を感じたら即座にやりませんか。全部片付かなくてもだいぶ気分的にはいいんじゃないでしょうか」 と言ったら、たいへん同感していただけました。 Kさんは、片づけを定期的なスケジュールとして組み込む思考に走っていたそうです。ADDは片付けだすと没頭してしまい、1日かかっても終わらないといったことが発生します。とりあえずコアの2割だけ即片付ける、これは案外ベストな解決策かも知れません。 |
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900 タイプ分け 899 アンチ原理主義 898 他の手法と組み合わせる 897 批判する相手とのコミュニケーション 896 攻勢のアサーティブネス * 895 2人、3人の上司 894 やれるところまで 893 今後オススメするとしたら絶対OFFICE LIVE 892 一旦引け 891 とりあえずコアの2割だけ即片付ける * 890 資産運用はすこし勉強すれば事足りる、是非勉強すべきだ 889 友人が鬱でなんとかしてあげたい 888 内視鏡検査 887 マットを敷き詰める 886 気高く生きる権利 * 885 過去の自分が引き起こした問題 884 赤信号をぶっ飛ばすような、反則コミュニケーション 883 主人に代わります 882 自分はふだん「箱」に入っているのだろうか 881 遠慮しないで、関わろう * 880 いついかなる相手に対してもアサーティブであれ 879 社保庁サイト 878 手を上げた人を鞭打つ発言をする人 877 インデックス・ファンドの積立投資 876 雑用もやります * 875 副官の選定 874 批判的だが、批判する立場にはない 873 自分で自分が許せるのかどうなのか 872 山道の木 871 真夏の通り抜け * 870 迎えず送らず 869 日経経営セミナーに3度目の登場 868 状況が変わってもやっぱりインターネット 867 「解説する」が「話すべきではないことは話さない」 866 ファイナンシャル・プランナーの相談は足が長い * 865 中村天風を読んでもらう 864 ファイナンシャル・リテラシー 863 その手は食わない 862 ファイナンシャル・プランナー 861 サブプライムローン * 860 5つの仕事があれば 859 イヤな相手の対処法 858 タフ・ネゴシエーター 857 コーチングが一皮剥ける時 856 志のない相手は時間の無駄 * 855 承認で切り返す 854 それはちょっと難しいんじゃないでしょうか 853 コーチングの影の部分 852 聴衆の反応 851 独立したら生活していけませんね *** コーチングを受けてみませんか *** コーチングとは(私見) *** 社会人のためのカウンセリング *** カウンセリングとコーチング *** ビジネス・コーチング入門 *** ライフ・コーチングの奨め *** コーチングは自己承認から *** オーケストラ再生のオーディオ *** オーケストラ録音を聴く |
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