![]() このブログでは外的コントロールはよくない、とえらそうに書いてますが、何を隠そう、若い頃の私は全くそんな自覚はありませんでした。 20代後半の私は、外的コントロールを使う結果、何度となく失恋していました。しかし、本人は外的コントロールが悪いと思ってなかったわけで、女性が逃げていく理由がわからず、首をかしげるばかりだったのです。 そんなおり、偶然出会ったのがノルウェー人の宣教師R先生でした。この人はタカ派的分析力がある反面、明るく屈託がなく、雰囲気に何とも言えない感化力がありました。暗くなりがちだった当時の私にとってはまさに救い主で、結局この人を師と慕って20代後半を過ごすことになりました。 そしてR先生のお宅にお邪魔して、R先生の家庭でのありようを見聞し、奥さんやお子さんとも接するなかで、徐々に外的コントロールも払拭して行ったと思います。R先生は私の一回り上でした。 私は30過ぎてやっとの事で結婚できたのですが、そのときは既にR先生が帰国された後でした。ですから私の新婚旅行はもちろんノルウェーで、R先生の家の離れで1週間お世話になりました。 人には何となくその人特有の空気(雰囲気)が付随しています。その空気は感化力を持つのです。その空気が一緒にいる人の気持ちを活き活きとすることができれば、それは素晴らしいことです。それだけで他人を支えることができるからです。そうした感化力をR先生について学べたことは私の財産だと思います。 コーチングの意義をコーチのtogetherness(クライアントとともにあること)だと主張する向きがあります。これはまことにその通りです。私なりにいつもR先生を連想します。R先生のことを思い出すだけで元気が出て来るからです。 思い出して懐かしい人、自分も斯くありたい人、そうした人格を自らも完成させることがコーチとしてまずあるべき方向だと思います。それなくして他人を支えることなど到底できないはずだからです。
![]() ハト派・タカ派という人物のタイプ分けがあります。 ハト派 ・論理は甘い ・朝日新聞的論調(異論もあるでしょうが) ・人あたりは概して良い ・ハト派同士で群れる習性がある ・多数派 ・リーダーシップは取れない ・タカ派の発言は過激、厳しい、冷たいと感じる ・気安く褒める ・きれいごとをよく言うし、他人に対してもきれいごとを言うことを期待する ・ハト派同志で親しそうでも、必ずしも深い間柄ではない。 タカ派 ・論理はシビア ・産経新聞的論調(異論もあるでしょうが) ・どちらかというとこわもてする感じがある ・群れない ・少数派 ・リーダーシップは取れる ・ハト派の発言はきれいごとで、甘い、かったるいと感じる ・本当に評価できるのなら褒める ・きれいごとは言わないし、他人がきれいごとをいうことも好まない ・タカ派同士の相性は良いが、点接触となる 私自身は典型的タカ派です。 コーチ21の4つのタイプ分けというのがあります。サポーターは間違いなくハト派です。コントローラーは間違いなくタカ派でしょう。しかし、プロモーター・アナライザーは一概にどちらとも言えないように思います。私自身は実はプロモーターなのです。意外でしたか(笑)? このブログの内容もタカ派でしょう。世間のブログには非常にコメントの多いブログがありますが、私は概して苦手です。群れられないからです。 このブログ、コメントは少なく、爆発的に人気が出ることもなく、で来ています。繰り返し訪れていただいている方はやっぱりタカ派が多いのだろうか、と思っています。 今後もタカ派的論調で継続します。私に他の選択肢は考えられないので^^・・・
![]() クライアントのTさんはコーチ修行中です。無料でやってる実習相手に、コーチングの感想を求めたところ、大変つれなかったそうです。それを聞いて思い出したことがあります。 2年ほど前の話です。コーチについてもらっているというコーチングの学習者が、とあるセミナーで、下記のような発言をしていました。 「私のコーチはセッション後に、『○○さん、こんな進め方でよかったですか、何かお気づきの点はありませんか』と毎回フィードバックを求めて来られまして、良心的な方と感心しています」 本人たちがそれでいいなら、傍からとやかくいうことはありません。しかし、何か違うと感じるのは私だけではないでしょう。 既存の教育商品では「答えはクライアントの中にある」という原理原則と、フィードバックの励行を指導しますが、それがもっとも悪い形で出ています。この2人は明らかに教育商品の実習の枠組みで話をしています。 「答えはクライアントの中にある」を表面的に理解していると、「クライアントの言うことは天の声」になってしまいます。この例がまさにそれなのではないかと思います。 コーチングするということは、クライアントが要求するように方向性を設定するのではなく、クライアントに真に必要なことを見極めて方向性を設定しなければならないのです。それが「気付きを促す」ということでしょう。「クライアントの言うことは天の声」だとして、毎度クライアントにおうかがいを立てているようでは、謙虚の履き違えと言うべきです。 それに、今やったコーチングを「どうですか」と訊かれたって、「良くなかった」「ひどかった」などと正面切って言えるものではありません。せいぜい適当にお茶を濁す程度でしょう。それほどまでクライアントの空気が読めない人物なら、私個人は絶対にコーチとして頼もうとは思いません。 おそらくこの2人がやってるのはコーチングと呼べる代物ではないように思います。 結論としては、クライアントの空気を読むことに徹して、間違ってもフィードバックなど求めるな、ということ。クライアントにフィードバックを求めるコーチなど到底プロとして通用しないと私は思います。
![]() パーソナル・コーチングは、 気持ちの整理をする → 具体的な行動を策定する の順序となります。つまり、 パーソナル・コーチング = カウンセリングのフェーズ + コーチングのフェーズ なのです。カウンセリングのフェーズとコーチングのフェーズの時間的な構成比は、もちろんクライアントの状況によって異なりますが、平均値を取れば、私の経験では、 カウンセリングのフェーズ:コーチングのフェーズ = 6:4 くらいになります。ずいぶんカウンセリングの比率が高いですね?コーチングのフェーズが必要ないこともあります。コーチングらしいコーチングのみで、セッションの全ての時間をつかうということはあまりないのが実情です。 カウンセリングのフェーズがなく、コーチングのフェーズだけというのはビジネス・コーチングですが、パーソナル・コーチングでは少ないのです。 ただし、コーチング・セッションの回数を重ねてクライアントが精神的に落ち着いて来ると、カウンセリングの比率は次第に減っていく傾向にあります。カウンセリングとコーチングの比率が逆転して、だんだんコーチングらしいコーチングに移行して行くのです。 クライアントが精神的に落ち着いて来ると、セッションの間隔も長めに取ったほうが具合が良いことが多いです。たとえば1週間というインターバルは精神的に安定しているクライアントにはかなり短めと言えます。2週間くらいが一番心地よいのではないでしょうか。 クライアントのTさんですが、当初は本人が大変に悩んでいて、ずっと1週間に1回のペースだったのです。最近は十分に自分のペースをつかんで来られたので、こちらから2週間に1回にすることを提案しました。 しかし個人的には、精神的に落ち着かず、1週間に1回のペースでサポートする必要のあるクライアントさんによりやり甲斐を感じます。私自身が悩んでいたのを支えてもらったのが、私のコーチングのルーツだからです^^
![]() うちの娘たちに使わせている私のお下がりのVAIOデスクトップですが、OSが悪名高いウィンドウズMeで調子が良くありません。 「なんとかして」 と家内にせっつかれたのは05年の年末でした。もうリカバリーは3回くらいやってるでしょうか。いい加減いやになったので、OSをウィンドウズ2000に載せ変えることにしました。といってこの作業は私にはちと荷が重いので、知人に5000円で頼みました。この知人はパソコンの「神様」で、ぱっぱっと筐体を開けて、ハードをチェックし、海外のサイトからドライバーを集めて来るのです。 さてパソコンは知人のもとへ搬出、3日ほどで戻って来ました。娘たちはゲームに夢中で、パソコンにかじりついたまま離れません。それを案じた家内がパソコンにパスワードを設定することを思いつき、設定したまではよかったのです。 「パスワードがわからなくなった」 と言い出したので、私は切れかけました。 「ええ加減にせぇよ、いったいどれだけ苦労してOSを載せ変えたと思ってるんだ!」 気が利いて間が抜けてる、とはこのことです。日頃滅多に謝ったりしない家内も、この件だけは非を認めざるを得なかったようで、娘たちの前でも自分が悪かった、謝っていました。と言ってどうしていいかわからず、年を越したのです。困ったことになりました。 ネットでパスワードがわからなくなった場合の対処方法を検索してみました。そういった専門的なことでも調べられるのですねぇ。要はOSを別途インストールして、元あったOSのパスワード情報を削除する、というものです。一応方法はあると知って、まずは安心。しかし、結構難しそうです。 そうするうちに、パソコンを使えなくなった長女が私のパソコンを占拠し始めたのです。長女を追い立てるのは気が進まないので、文句を言わずにいたら、堂々と占拠を続けるようになりました。ついにはお菓子の袋が私のパソコンの周りに散乱している、といったことも起こり始めたのです。 いつまでも放置しておくわけにもいかず、思い切って使用不可のパソコンの復旧にトライしました。この程度の作業でも私は腰が重く、延ばし延ばしにして来たのですが、やっと解決しました^^ひと月かかりました。 教訓は、何でも解決方法はある、ということと、インターネットで結構なところまで調べられる、ということです。腰が重たかったのは反省点ですが、ここのところ休みは外出が続いたのです。ま、良しとしましょう。今回の件は貴重な体験として、コーチングで視点を変える時に役立つかもしれません。 |
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350 立志のカウンセリング 349 対抗意識 348 子どもが小さいうちに子離れしよう 347 論理展開 346 身内の甘え * 345 幅の広さ 344 全面降伏 343 もう少し発想を変えませんか 342 自分に忠実であること 341 精神年齢 * 340 ありのままの自分を受け入れてもらうしかない 339 冬の花 338 一芸を極める 337 詐欺師のトーク 336 挫折も無駄ではない * 335 秘密厳守 334 サザエさんブルー 333 アンチテーゼ推進派 332 トイレ中座 331 同居人で上々 * 330 目的地が手段とか状態ではダメ 329 人間力は笑わせる力 328 命名 327 占い師 326 本1冊の分量 * 325 感化力 324 タイプ分け 323 フィードバック 322 コーチングの間隔 321 パソコン顛末記 * 320 情報発信 319 ホステス・トーク 318 身内に対する甘え 317 マザー・テレサの言葉 316 カウンセリング力とは * 315 悩みの解決 314 失敗談を話す 313 幅の広いものの見方 312 そうかい 311 摂食障害 * 310 答えはクライアントの選択するもの 309 酪農コーチング 308 2日間研修 307 問題点の抽出 306 また風邪 * 305 成り行きまかせ 304 文体 303 コーチングの本の出版 302 フィードバックには毒消しを 301 パレートの法則(80対20の法則)を理解してもらう *** コーチングを受けてみませんか *** コーチングとは(私見) *** 社会人のためのカウンセリング *** カウンセリングとコーチング *** ビジネス・コーチング入門 *** ライフワーク・コーチングの奨め *** オーケストラ再生のオーディオ *** オーケストラ録音を聴く |
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