電柱方式
595



とあるクライアントさんのご子息です。現在中一で成績は中の下。やはり中ぐらいには引き上げたくて、オヤジさんがコーチングを試みるのですが、うまくいかないとのことです。

理想と現実のギャップを明確にして、「○○しなければならない」と言うと、プレッシャーに負けて涙ぐむのだそうです。どうやら未来をMUST(ねばならない)で持って行くとダメなようです。大人でも、苦手なことでMUST(ねばならない)と言われると気が重いですね。

そこで目標を1日でセグメントして、今日はここまで、もしくは明日はここまでというコーチングにすることをオススメしました。とりあえず近未来の全体構想には触れず、1日1日の目標を確実に達成するわけです。

また1日の目標も欲張らず、80パーセントの努力で確実に達成できる程度に設定し、目標達成できたという成功体験を確実に積み上げるのがよいと思います。

メキシコ五輪のマラソン銀メダルの君原健二氏ですが、どこかで

「私のマラソンは次の電柱まで頑張ろう、そして次の電柱まで来たらまたその次の電柱まで頑張ろう、で走ります」

と言った意味のことを書かれていました。このご子息に、

「37キロ地点で仕掛ける」

いったことを持ちかけても雲をつかむような話で、そもそもそこまで走れるかどうかもわからない、だから涙ぐむのでしょう。電柱方式が一番合っているように思いました。みなさんならどうコーチングしますか?

新婚のカップルに目をつけるべし
594



とある結婚式に出席して来ました。新郎新婦とも25歳。そのせいもあって出席者は全体に若々しく、とくに新婦の友人はぴちぴちした「きれいどころ」がそろっている感じでした。

もし私が独身者で結婚の相手がいないなら、迷わずこのカップルにアプローチをかけます。どうするのかというと、釣書をつくって結婚相手の紹介をキチンと頼みに行くわけです。

このカップルの場合、新郎の側も新婦の側も未婚の友人や兄弟・親戚がどっさりいるに違いありません。結婚式に出席してもらった関係で、新郎新婦ともなんとかお返しに一肌ぬぎたいと思っているはずです。ここが目のつけどころです。

そもそも何の意思表示もしない人に、他人がお見合いの相手を紹介しようか、と言ってくれるのはまれなことです。余計なお世話だ、と言われるかもしれないし、その人にすでに結婚相手がいる場合、バツの悪い思いをすることでしょう。意思表示は力になってもらうためにぜひとも必要です。

ただし、単に意思表示をするだけではダメで、必ず釣書をつくって改めて正式に頼みに行くことが肝心です。単に「よろしくたのみます」では外交辞令と取られてしまって、真剣さが伝わらないからです。真剣さが伝わってこない相手に対して誰も本気で力になろうとは思いません。

釣書をつくっておくと、話があったときには水面下で自動的に書類選考が始まります。そうしてスムーズに話が舞い込んでくるわけです。

盆や正月に親戚が集まった時にはよく、

「ねぇ、頼まれてるんだけど、だれかいい人知らない?」

と言う話がでるものです。釣書があれば、

「あ、釣書預かってるよ。回そうか?」

と話が進んでいくわけです。こうした日本社会のインフラを利用しない手はありません。ところがこうした発想がない内気な男女があまりにも多い。って、私も昔はそうだったのですけれど。

もしクライアントさんが未婚で結婚したがっているなら、私は迷わず、

「新婚のカップルに目をつけるべし」

と言ってあげたいと思います。私たち夫婦も結婚してしばらくは、私の友人や家内の友人を紹介して、見合いをプロデュースしたものでした。しかし、今では私の友人も家内の友人もみんな片付いてしまい、力になりたくてもアテがありません。

旬の新婚さんが狙い目なのです^^

閲覧者のフィードバック
593



以前私のコーチングのサイトを訪れた方から、「コーチになりたい人向けのメニューがあったらいいと思う」というフィードバックをいただいたことがあります。早速「コーチになりたい人向けのメニュー」を制作しました。お陰で、結構多くの方から連絡を頂戴し、そのなかからクライアントになっていただけた方も結構います。

今回、とあるウェブサイト制作業の方とお話する機会がありましたが、その方の指摘によると、私のウェブサイトは閲覧していると「迷子になる」のだそうです。

世間一般のホームページでは普通メニューの塊がトップページに来ます。しかし、メニューだけでは閲覧者を引き込むことはできない。ですから本文をトップページに持って来ているわけですが、このやり方は確かに迷子になりやすいのです。

そこでサイトマップをつくりトップページ右肩からリンクを張ることにしました。コレです。それとトップページの数箇所からもサイトマップのリンクを張ることにしました。

サイトマップというやり方は知ってはいたのですが、自分のサイトに必要だという認識はありませんでした。

「私のサイトは自作ですが、デザインが『イモくさい』ことはないですか?」

この方にちょっと訊いて見ました。答は、

「デザインなんか何でもいいんですよ。それよりもテキストの内容ですよ」

とのこと。私のサイトは垢抜けませんが、「これはこれで個性」と開き直っても良さそうです。

やはり他人のフィードバックはありがたいものです。ホームページやブログは制作者が閲覧者とともに作っていくところが楽しい、と思っています。

プライベートで主役になる
592



宝塚歌劇をご存知ですね。言わずと知れた「ザ・タカラヅカ」のことですが・・・

私は地元なので、何度かは見に行っています。ここの舞台は「全ては主役のために」で徹底しています。とくに象徴的なのはレビューの最後です。階段が現れて、最後の最後に主役が羽の衣装でスポットライトを浴びて中央から登場、全員がそちらを注目してポーズを取ります。

さて、実社会の企業や官庁といった組織はまさに宝塚そっくりです。脚光を浴びるのはトップやそれに準じる人だけで、そのほかは裏方として、歯車のひとつとして機能するわけです。歯車のひとつとして機能していれば、多かれ少なかれ、自分の存在意義のなさに悩むことになります。

たとえば、大企業で部品検査の仕事をしている人がいたとします。部品検査は製品をつくる上でなくてはならないものですが、製品検査をしている人がクレジットされることはあっても、部品検査した人が対外的にクレジットされることはまずありえません。

部品検査が楽しい、好きだという人は普通いないでしょう。常識的で考えても部品検査の人が重要な地位に上り詰める可能性はまずないと思われます。しかし、この人は仕事として毎日部品検査を続けなければなりません。もちろん部品検査係は社業には貢献しています。しかしだれでもできるような仕事であればあるほど、自分の存在意義に満足できないと思います。

さてこれと対照的な事例ですが、過日電車の吊り広告で、和菓子職人の弁というのが載っていました。その内容は、

「今日はどんな菓子をつくろうかと考えると楽しくてしかたがなかった」

というものでした。存在感のなさなんてものは超越していますね。

結局、好きなことに打ち込んでいれば、存在感で悩むことはないわけです。世間の大半の人にとって、職場の仕事はそう楽しいこと、好きなことではありえません。そのうえ職場では主役になりようがない。そのため多かれ少なかれ、存在意義のなさに悩むことになります。ならば世間の大半の人にとっては、各々の生活にどうやって好きなことを織り込んで行くのかが、人生の最大のテーマであるはずです。

職場でのパーフォーマンスを上げるためだけに汲々としていては人生つまらないと思います。プライベートで主役になる(ライフワークで自己実現する)という視点がぜひとも要ると言いたいのです。

私はコーチングがライフワークです。当然ですが、自分の提供しているパーソナル・コーチングというサービスが、「ライフワークで自己実現する」ことに少しでも貢献できればと思いますし、それでなければ意味がないと思っています。

自己満足の日本一・世界一
591



私は2003年9月に「コーチング」というワードのグーグル検索で1位を取りました。それから3年、一時的に3位まで落ちたことはありますが、ずっと1位で来ています。

特定ワードで検索エンジン1位などということは、他人からすればどうでもいいことです。しかし、自分のようなものでも、インターネットのバーチャルな世界では一応?日本一になれた、というのは本人にすれば割と大きな出来事でした。こういうことでもなければ、日本一という概念とは一生縁遠いままだったでしょう。

では世界一になれるのか?日本語というローカル言語では無理です。そこで情報量という考え方に着目しました。毎日コーチングに関するブログ記事を書き、それをホームページに転載する、この努力を営々と続ければ、いずれ情報量で世界一になれるではないか・・・

私のコーチングのホームページをご覧になった方が、

「ページ数多いですね」

と言われることがよくあります。偶然そうなっているわけではなくて確信犯です。

私は自分のコーチングのホームページが質において世界一だ、というつもりはありませんが、量においては世界一をめざしているからです。あるいはもう既に世界一かもしれません^^
600 他人を型にはめない
599 1ヶ月に1回のコーチング
598 グーグル・アース2
597 知らんかったグーグル・アース
596 ホームページやブログの相談

*
595 電柱方式
594 新婚のカップルに目をつけるべし
593 閲覧者のフィードバック
592 プライベートで主役になる
591 自己満足の日本一・世界一
*
590 愚直さ
589 本人しかわからない相談
588 カウンセリングは面談でコーチングは電話
587 自分の8割の力で無理なく確実にできることは何か
586 コーチングらしいコーチング

*
585 へたうま
584 物神化(その2)
583 物神化
582 組織文化
581 争いを避けるな

*
580 1回30分で6万円
579 楽しいこと、ワクワクすることで仕事を選んでいいのですか?
578 不自由を常と思えば不足なし
577 とにかく動いてみる
576 自己基盤

*
575 相手に自立してもらうこと
574 アドレナリン
573 コーチ冥利
572 東京は右側を空ける
571 直感力

*
570 学研のメルマガに載りました
569 無責任な批判
568 リセプター
567 言霊
566 相手は選ぶべし

*
565 ある牧師さんとのやりとり
564 発言小町
563 年配者の職さがし
562 「態度の優美さ」がポイント
561 トラウマを乗り越えるには

*
560 順調な人なりの苦労
559 部下を意思決定に巻き込め
558 できたらもうちょっと太りたい!
557 各駅停車のこだましか停まらない駅
556 現状分析に90%の時間を割く

*
555 オーディオのサイトでグーグル9位
554 陰と陽の橋渡し
553 リーダーシップが取れるようになるには
552 口癖
551 家田荘子の講演会


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751〜800 801〜850 851〜900 901〜950 951〜999
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