目 次 吉田祥三郎編・刊 『聴潮館叢録 別巻之三』1938 所収
適宜、読点を入れ、改行しています。
その1 | 蔵屋敷の位置と役割 | 3700B |
その2 | 留守居組合 | 3200B |
その3 | 大阪の剣工 | 4500B |
その4 | 大阪御留守居心得方覚 嘉永元年 | 6000B |
その5 | 留守居役心得方覚書 | 2800B |
その6 | 内会引受之節覚書 嘉永二年 | 2200B |
その7 | 同 廻 章 | 3000B |
その8 | 同 床 餝 | 2300B |
その9 | 江戸藩邸御類火当時の消息 嘉永三年 | 6500B |
一 | 明治維新前、大阪の堂島、中之島、土佐堀、薩摩堀附近一帯、及び河岸処々に諸藩の蔵屋敷あり、所領海陸の物産を回漕入津して各倉庫へ水揚せられ、大阪留守居役の支配を以て御出入商人に売買せしめ、夫々本国の経済を賄ひしと云ふ、 |
(巻末)
諸藩蔵屋敷址に就て
巻首「諸藩蔵屋敷と大阪留守居役」の一項1、諸藩蔵屋敷の多くは明治維新後、倉庫会社、個人倉庫業者の所用に帰し或は住宅店舗に改造されしものある事を記せしが、現代諸官衙、学校、病院、其他公用敷地となりしものゝ少なからぬ事は誰れも知る所なれども、此事に言及せざりしは編者の無念である、蔵屋敷址の変化経路を穿鑿すること亦多少の興味あるべし、巻末一言を追録すと云爾 |