コーチング臭いコーチング
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いかにもコーチング臭いしゃべり方というのはあります。相互コーチング.jpなんかを徘徊している初心者にこういうしゃべり方をする人が多いのですが、傾向をまとめると以下のような思い込みがある感じです。

・コーチングとは「私質問する人、あなた答える人」という尋問形式のものである
・答えはクライアントのなかにあるのだから、コーチは一切アドバイスしてはならない
・オープン・クエスチョンこそコーチングの真骨頂である
・オープン・クエスチョンで畳み掛けるのが正しいコーチングである


こうした人のコーチングはどうしてもオープン・クエスチョンで畳み掛ける感じになります。それを称して『コーチング臭い』と言うのです。こんなサービスをお金を払って買いたい人がおるんかいな、と思わざるを得ません。しかし、コーチング臭いのを正しいコーチングと勘違いしている人もいます。

私は以前とあるCTP修了者を体験コーチングしたことがありますが、

「杉本さんのコーチングは厳しさに欠ける」

と言われて驚いたことがあります。その意とすることをいろいろ検討してみたのですが、やはりこの人は畳み掛けるような質問をして欲しかったのでしょう。ま、蓼食う虫も好き好きといいますから、そういう人がいてもおかしくないですが。

私は正しいコーチングというのは会話として自然であるべきだ、と考えます。ですから、尋問調のコーチングは買いません。

会話として自然というのはどういうことなのか、それはギブとテイクがバランスしている状態だと思います。キャッチボールをしながらクライアントとコーチでつくり上げていく感じです。つまり、

「私はこう感じたのですが、この点はどうなのですか」

とか、

「私はこうすればいいと思いますが、どう考えられますか」

というふうに、「フィードバック+質問」 あるいは 「提案+質問」

といった複合形になるのが、ギブとテイクがバランスしている状態だと考えるわけです。だからコーチングを学習しているクライアントさんにもそのようにお伝えしています。過日クライアントさんからこんなメールをいただきました。

(前略)
「普通の会話のようにできるのが上手なコーチング」
で、あまり知識もキャリアもない、という不安を克服でき、うまくできました。実習相手にも
「もっと構えるかと思ったら、自然にいろいろなことを話すことができて、よかった」
と言っていただけて、コーチング臭くないコーチングができたのかな、と満足しています。


そうですか、よかったです。「コーチング臭いコーチング」に一石でも二石でも投じていただけることを期待していますよ^^

体調いかんにかかわらず
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このところセミナーが続いています。私にしたらラッシュといっていい。わずか2週間に5つもひしめいているのです。

この時期最も注意が必要なのがカゼ・インフルエンザの類です。少々の発熱なら気合一発で何とかなると思いますが、これも高熱だとどうしようもありません。

熱よりこわいのは、咳です。あまりきついとしゃべるどころではありません。おととしの秋、風邪が長引いてこじれてしまい、咳のためセッションもままならずキャンセルしたことがありました。こういうのが一番こわい。

今回も5回セミナーがあるうちの1回目の帰途に運悪くカゼをひいてしまいました。割と早く治ったのですが、2回目のセミナー当日は肺が痒く、咳が残ってしまいました。

大変心配したのですが、気合を入れて話し出すとそう咳き込むこともなく、いつもの調子でいけたので、正直ほっとしています。

さてあと3つ残っています。今回はベスト・コンディションではありませんが、そういうこともあるでしょう。もちろんふだんから体調管理に努めるべきです。しかし、体調がベストではなくても何とかする気迫は必要不可欠だと思います。

デジタル・デバイド
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私は携帯電話を持っていません。日常生活では必要ないからです。

とはいっても、出張したりしてはじめての方とお会いする時には、娘の携帯を借りていきます。以前、待ち合わせの連絡で、公衆電話でかけてたら、

「携帯ぐらい持て」

とある人から言われたことがあるのです。しかし出張時のみ必要なわけですから、今のところ娘の携帯でOKです。もちろん携帯からメールは打ったことがないし、打てないです^^

いまどき携帯持ってないと言ったら、アーミッシュみたいと思う人がいるかもしれません。しかし、携帯はダメでもパソコンには強いほうです。ホンネではパソコンがあれば携帯は必要ない、と思っています。

さて、これまで何度か体験コーチングの依頼を封書やファックスでもらったことがあります。携帯を持ってない私が言うのも何ですが、私からすれば、いまどきeメールを打てない、携帯を含めてeメール環境が自宅にない、というのはアーミッシュみたい、と感じざるを得ません。

初期のころには、封書やファックスに対しても何とか電話で連絡を取って相手をしていました。しかし経験からメールも打てない人は自分と接点がない、という結論に達したので、封書やファックスでのコーチング依頼は辞退しています。

今日メールで連絡がつかないようでは、クライアントとしてお付き合いするのがそもそも難しいと考えざるをえないでしょう。デジタル・デバイドはコーチング・デバイドでもあるのです。

ファンレター
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ある若い方からファンレター?を頂戴しました。文面です。

突然のメール申し訳ありません。
何度かホームページを拝見させていただきました。
生意気ですが非常に的確で的を得た内容だと思い感動しました。
以前の職場時は、アルバイトの採用研修などしていてそのときコーチングを知っていればもっとよく出来たのではないかと思いました。

現在の職場では、経理総務にいておりストレスを感じる毎日で、とうとう昨日メンタルクリニック(心療内科・精神科)に通う羽目になりました。
現在の職場では、諸悪の根源と称されるものが蔓延しており皆々ストレスを抱えております。今度の会議で、コーチングを紹介し役立てていきたいと思っているところです。本当は杉本様のコーチングを受けてみたい・勉強したいと思うのですが、他にも資格取得のため勉強中ですので個人的な予算が無くとても残念に思っております。一方的なメールで、しかもコーチングを紹介したいなど、失礼な点がいくつかあるとは思いますが、正直私の中で感謝の思い、ただそれだけでメールをしましたのでご了承願います。


私なんかにメールしても一文の得にもならないのは明白ですから、ここまで言っていただけるのはありがたいことです。過去メールに埋もれさせるのにはしのびないので、ブログに載せさせていただくことにしました^^

病との付き合い方
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クライアントの医師H先生が、某所で「病との付き合い方」という題で講演されるそうです。その講演内容をコーチングでまとめたいとおっしゃったので、お付き合いしました。

さて、H先生はガンに関してはバリバリの告知派なんだそうです。ただ告知した後の患者さんが、

@今日に集中して生きる(過去の後悔やどうなるかわからない未来に心を閉ざす)

A精神的に自由である(変な制約や恐怖を感じない)

ことができるように最大の配慮をする、と言っておられました。H先生の患者さんのなかには末期ガンで7年も生き続けている人がいるそうです。当然上記2つの条件は十二分に満たしているとのことです。

病の診断や治療は前向きに生きていくのにプラスであれば、受ければいいのです。しかし、医者にかかることによって前向きに生きていけないのであれば、不要です。たとえば、ガンと診断されてその恐怖に圧倒され、しかも効きもしないしない治療を受けるくらいならば、医者通いはほどほどにして、最期まで朗らかに生きる工夫をしたほうがいいということになります。

もし私が末期医療を甘受しなければならないのなら、H先生のような前向きな医者にかかって、「ほどほど」に付き合うことを選びたいな、と思った次第です。
700 人前で話すコツ
699 あまり目標達成のみにこだわるのも善し悪しだ
698 ビジネス・コーチングはカスタマイズ
697 自分の精神の防御が第一
696 女性の誘い方

*
695 サラリーマンは流されて生きるしかない?
694 頭から否定しない
693 危うく難を逃れた
692 コーチングに合わない人
691 マッサージ1回分

*
690 もう謝るな!
689 コーチング研修
688 問題意識が感じられないとき
687 とっとと答を渡す
686 高知市に出張

*
685 コーチング臭いコーチング
684 体調いかんにかかわらず
683 デジタル・デバイド
682 ファンレター
681 病との付き合い方
*
680 保健師向けコーチング・セミナー
679 片道6時間、日帰り出張の限界
678 オッサン笑い
677 カルマを背負ってお気の毒、と考えよう
676 「青臭さ」が必要

*
675 コントローラー
674 大言壮語
673 実情は仕切り直し、出直し
672 Wikipediaのコーチングの解説
671 一緒に考えましょう

*
670 軽く、明るく、前向きに
669 それをコーチングで引き出してもらえると思ってました
668 執事という考え方
667 おせっかい
666 そんなに忙しくないコーチ業

*
665 おかしいぞコーチング学習者
664 事業を従業員に解説する
663 睡眠不足
662 何かを取ったら何を捨てなくてはならない
661 コーチング1回15分

*
660 質問の呼び水
659 人当たりの丸さ
658 「気持ちはわかる」「無理もない」
657 自分のブランドを築く
656 自己承認を磨く

*
655 過去を封印する
654 自分の人生何だったのか、という視点
653 コーチングに価値を見出さない世代
652 皿を食ったらウサギになる
651 指導口調


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