おせちビュッフェ
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「おせちビュッフェ」という新語があるのだそうです。

予約でいっぱい

 これまでホテルで優雅におせちをつつくのは、1年中で最も高い料金を払う宿泊者に許されたぜいたくだった。しかし、近ごろはビュッフェ形式のランチやディナーでおせちを並べ、宿泊者以外の客にも門戸を広げるホテルが増えている。

 来年で6回目を迎える新浦安オリエンタルホテル(千葉県浦安市)の「おせちバイキング」は年々リピーターが増え、すでに予約でいっぱいの状態だという。

 元日午前7時に開店。お雑煮や伝統的なおせち料理をはじめ、天ぷら、すしなど約80種類の和風のごちそうが並ぶ。

 場所柄、東京ディズニーリゾート目当ての客が多いと思いきや、「近隣に住む方が家族連れで利用されるケースが目立ちます。バイキングで朝食を済ませ、初詣にお出掛けになるようです」と、同ホテル広報担当の大林礼奈さん。

 同じ浦安市内にあるサンルートプラザ東京のおせち&和食ランチバイキングも、家でのんびり過ごしている地元の若いファミリーが、ちょっとしたお出かけで利用することが多いという。

 一方、2部制で行う第一ホテル両国(東京都墨田区)も、第1部の予約は埋まっているという盛況ぶりだ。

 こちらは、地元に住むおじいちゃん、おばあちゃんが帰省した子や孫と一緒に訪れる「3世代客」が目立ち、10人前後の予約も少なくないという。孫にお年玉を手渡す光景も見られ、お正月の家族のだんらんの場として定着しつつある。

(2006/12/17 11:59 産経ウェブ)


当方の実家の企画で、この元日2日に「おせちビュッフェ」をやることになりました。近所のホテルに食事に親戚と連れ立って出かけたのです。ここのホテルはおせちというほどのことはなく、ふつうのバイキングです。獅子舞や南京玉すだれといったショーがあり、締めくくりはビンゴでi-podやニンテンドーDS、食事券をはじめとした景品が当たるというものでした。

にぎやかでよいのですが、大ホールのため、喧騒に包まれて親戚同士のコミュニケーションはゼロに近かったです。子供同伴なので、二次会も事実上不可能です。やっぱりコミュニケーションを取れる点では従来の家庭で祝う正月のほうが断然優れています。たまに兄弟・親戚が集ったのに、何の情報交換もできないのはもったいないと言わざるをえません。

私自身は日ごろコーチングという形で、クライアントさんとお互いに啓発し合うコミュニケーションを追求しています。その立場からは「おせちビュッフェ」は高く買いません。

逆に苦手な親戚が相手で、井戸端会議に付き合いたくなければ、ホテルがいいです^^「おせちビュッフェ」はたまに行く程度でいいと思います。毎年行きたいとは思わないです。

ワンポイントの相談
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ある方からメールを頂戴しました。体験コーチングを希望する、という内容です。かなり詳細に書かれていました。

両親が早く実家に帰ってきて同居せい、と言ってくるが、自分はもっと外地?で修行したい。要は親に孝養を尽くすと人の道と、自己実現という二つの価値観で揺れている、というものです。

私が疑問に思うのは、同居すれば親に孝養を尽くすことになるのか、外地にいれば修行できるのか、というポイントですが、これは人によってさまざまでしょう。一概には言えません。しかし、結局選択するのは本人です。そして、何かを選択したら何かは捨てなければならない。

こう返事しました。

私ならもうすこし外で修行する道を選びます。あとは貴君の選択でしょう。私が意見するのは筋違いと思いますが、どうお考えになりますか。

単にAかBかを選択するというだけでは、コーチングに乗りにくいのです。Aを選択したいのだが、どうすればよいか、というのならコーチングすることは可能です。しかし、この事例ではどう考えても、コーチングという継続したサポートが相応しいとは思えません。先方が特に希望するのでなければ、アポを取って話すほどのテーマではないでしょう。

ワンポイントの相談はコーチングというほどのことはないわけです。

必要なものは与えられる
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船 井 幸 雄 流  本 物 時 代 の 生 き 方

というメルマガを取ってますが、今回の記事は感じるところがありました。

┗━━━━━━━━━━━━━船井幸雄流 本物時代の生き方━┛


  正しい生き方とは・・・


 ★「世のため、人のためになることをし、ならないことをしない」
  のがよい生き方


 ★他者を「脅す、心配させる、不安がらせるのではなく、安心させ、
  希望を持たせる」のが正しい人間のあり方


 ★「こだわらず、差別せず、執着せず、心配せず、気にせず、背伸
  びせず、ウソやホラがなく、あるがまま、なるがままに生きる」
  のがよい正しい生き方


 ★「地位、身分、比較、競争、嫉妬」と無縁になるのが正しい
  生き方


 ★「単純、共生、調和、自主」に生き、長所を活かして生きるの
  がよい生き方


 ★「本物」と付き合い、「本物の人間を目指す」のが正しい生き方
 

                        (船井幸雄談)

う〜ん、いいこと言うなぁ・・・

現在の自分とベクトル(方向性)はかなり合ってると思います。もっとも「地位、身分、比較、競争、嫉妬」と無縁かというと、そうはいきません。できるだけ距離は取ろうとはしていますが。

コーチングで目標達成ばかり言う向きがありますが、あんまり共感しないのです。もちろん目標達成は結構です。しかし、ともすれば「地位、身分、比較、競争、嫉妬」に執着することを煽る結果になるからです。

必要なものは与えられる、この自覚に安住できることが、お互い目指す方向だと思います。

毎回が初回のセッション
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何らかの事情(長期出張等)でコーチングの期間が1ヶ月空いたとします。

1ヶ月ぶりのセッションは初回のセッションに近くなります。もちろんクライアントさんに対する予備知識は十分にあります。しかし、クライアントさんの意識も前回から結構かけ離れており、コーチングで話したいことも、予想外の内容である可能性が大きいです。

だから1ヶ月空けば、クライアント・コーチともお互い「仕切り直し」という気持ちでセッションすることになります。英語ではstart from a clean slateといいます。ちょうど黒板を一旦きれいに消した状態でコーチングに入るわけです。

私の主張はパーソナル・コーチングに関しては、毎回「仕切り直し」のつもりでコーチングしたほうがいいというものです。

そもそも宿題を出してもその通りできることなんてまれです。たいていは半分もできればいい方です。前回の続きでコーチングすると、どうしても進捗管理の色合いが濃くなります。しかし、あまり進捗管理されると、コーチングそのものがストレスのもとになってしまいます。

個人的には進捗管理するのもされるのも好きではないので、進捗管理はごく軽くやるのが私のやり方です。目標達成できていなければ、また仕切り直してプランを作り直せばいいのです。

人間は「日々新た」な存在なのです。そして「日々新た」という気持ちの方が目標達成よりずっと大切だと思います。目標なんぞ意志さえあればそのうち達成できるに違いないからです。

認定コーチの資格を取得
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CTPを受講したら取れる認定コーチの資格をようやく取得しました。

コーチングに資格など関係ない、というのは私の持論で、自著にも書きました。資格は業界の嵩上げにつながり、いい点は確かにあります。しかし、資格という利権で特定の人々ががっちり儲けている構図があり、その人たちが喧伝するまま唯々諾々と資格を取るという姿勢に反発を感じるのです。この現状に何らかの疑問を感じている人が大半ではないでしょうか。

本音は意地でも取りたくなかったのですが、2006年春から下記規定が追加されたのです。

■ 認定コーチ
1. オンラインクラスの課程1〜8を修了している
2. コーチしたクライアントが5人以上いること
3. 3ヶ月以上(4.5時間以上)コーチングを受けた経験があること
・ この際のコーチとは、
 財団法人 生涯学習開発財団認定コーチ、
 または国際コーチ連盟認定プロフェショナルコーチ以上の有資格者を指す

・ 3ヶ月以上とは、試験申込申請時にすでに3ヶ月(4.5時間)以上の
 コーチングセッションを完了していること


私は自身の主張に基づいて、認定コーチを意図的に取得しませんでした。以前ならこれで何の差し支えもなかったのですが、上記の制度になってからは実害が出るようになりました。すなわちCTP受講者は私が認定コーチ資格を保有しないのを知ると、コーチングの依頼を撤回するわけです。だれだって受験資格がもらえないコーチにはつきたくない。当然です。

つまり、CTPを受講して資格を取らないと、先々まで割を食う「囲い込み」が制度として追加されたわけです。一見正義面をしたイヤラシイやり方です。コーチング業界というのはもとより金取り主義で胡散臭いですが、この囲い込みでより一層胡散臭くなりました。たとえばCTIジャパンでCPCCを取得しても、CTPerのコーチングは事実上できないわけですから。私も何度か悔しい思いをしました。

しかし、今後はこのハンデはなくなります。

一応、めでたし。ですが、CTPの会員資格を既に失効しているので、受験料は倍かかったし、認定証の発行にも金がかかるのです。受験は正直屈辱的でした。結局、「長いものには巻かれる」以外の選択肢はなかったということです。

しかし意地を張り通さず、この際柔軟に対応したのは正解だったと思ってます。機会損失が最小限に食い止められたわけですから。

おめでとう、とはゆめゆめ仰らないでください^^
650 コーチングは切り返しでこなすもの
649 情愛
648 選択のコーチング
647 同じ人間として見て味方になる
646 包容力とは

*
645 紙は必要悪だ
644 何度でも言う
643 レッツ(Let's)のコミュニケーション
642 他力による安心立命
641 ホームページの相談

*
640 コーチを演じる自分
639 満48歳、亥年年男
638 女性的な女性
637 認定コーチの合格通知
636 専門を意図的に創り出す

*
635 アサーティブネスのその上
634 椿姫タイプ
633 被害者口調と承認口調
632 早朝営業・深夜営業
631 絶対者とどう繋がるか

*
630 おせちビュッフェ
629 ワンポイントの相談
628 必要なものは与えられる
627 毎回が初回のセッション
626 認定コーチの資格を取得
*
625 離婚とコーチング
624 不遇の時期をいかに面白くするか
623 イエスマンではコーチは勤まらない
622 チャンク・ダウンは問題のすり替え
621 セッションのキャンセル

*
620 沈黙がち、途切れがち、そして暗くなりがち
619 整理整頓が不可能
618 異業種交流会
617 日中何をするのか
616 一家に蔓延

*
615 食あたり
614 自己承認
613 戦意喪失
612 電話勧誘
611 フンとハイ

*
610 日に新た
609 ブログ記事は残った・・・
608 悩める人相手のコーチング
607 顔の見えるサイトを
606 孫引きの感化力

*
605 最も求められている善事
604 サイバー空間の墓標
603 結婚相手を見つけるのもウェブ対策
602 ADDへの提案
601 モード切替の前に前置きを


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