体験コーチングを申し込んで来た女性ですが、文面にはほとんど共感できませんでした。迷ったのですが、とりあえず時間の候補は連絡した次第です。こんな返事が返ってきました。 杉本様 それでは13日(金)22:00〜23:00でお願いいたします。 ちなみにキャンセルさせていただく場合も メールでよろしいですか?携帯のメールアドレスの方が 連絡がつきやすい等ございましたら、お知らせ願います。 ○○ 一体、申し込みたいのか、キャンセルしたいのか。見るからにドタキャンされそうなので、たまりかねて下記返信しました。もともと返事をどうしようか、と迷った相手ですから、この文面は私にとってはダメ押しです。他人に依頼する限り、コミットメントは要ります。それから逃れたいのなら、始めから連絡を取って来なければいいのです。こういった人の相手をしても時間のムダです。 ○○さま、 のっけからドタキャンの連絡先を教えてくれ、では いくらなんでも当方やる気が出ません。 辞退します。 それほど悪気はなかったのかもしれません。しかし、いくらなんでももう少し書きようはあると思います。 「もし急用がはいった場合は・・・」 くらいは書いて欲しいところです。最近はメールのやりとりで納得できない言葉が繰り返される場合は、辞退することにしています。いままでの経験からしてメールのやりとりで納得できなければ、相手をしてもまず失望するからです。第一、相手をする以前にやる気が著しく失せてしまいます。
ある会社で200人の幹部社員の研修を5回に分割して行い、私が講師を務めました。つまり同じ内容を5回繰り返したわけです。 大体反応は良好でしたが、1回だけ目立って受講者の質が悪いなと思ったことがありました。どういう特徴があったかというと、 ・うなずいて聴いてくれる人が聴衆に1人くらいはいるものだが、その回は誰もいなかった。 ・Q&Aタイムを取ってもだれひとりとして挙手しなかった。 ・私語が多い。 ・電話?トイレ?で会場を一時的に出る人が結構いた。 ・講義に参加しない。タイプ分けを説明して、「どれかひとつに必ず挙手をお願いします」と言っているにも関わらず、挙手しない人が十数名いた。 単発のセミナーなら、私のラポールの作り方がまずかったか、という反省があるのですが、この回はさすがに相手が悪かった、と思うしかありませんでした。 とはいえ、どんな状況でも安定した話ができなければなりません。質の悪い受講者が一部にいても、多くはまじめな受講者であり、その人たちが満足できるセミナーであればいいのだと思っています。
ひと月ほど前に以下の記事を書いたことがあります。 「コーチング」というキーワードでグーグルを検索すれば、3年半もの間、私のサイトが常に1位だったのですが、ついにWikipediaの「コーチング」に1位を明け渡してしまいました。 と言っても、Wikipediaはできてからまだ日数の浅いページです。なぜこのページが、と訝らざるを得ませんが、商業とは無縁の中立的なサイトですから、これを上位で表示させるのはどうやらグーグルの方針のようです。 ま、良しとしましょう。何でも終わりは付き物です^^また返り咲くこともあるかもしれません。 最近どうやらまた1位に返り咲いたようです。
昔駆け出しのSEだったころ、先輩のSEと同じく先輩の営業さんと同行し、システムの追加改造打ち合せに同席したことがあります。 客先の担当の部長さんが古い人で、自分の思い通り行かないと言って先輩SEにこう言い放ったのです。 「お前偉そうに言うんだな。どっちが客だ」 もちろん、その座が凍り付いたのは言うまでもありません。一旦引き揚げて、その後の実務は私が担当したのですが、その部長は私に向かっては、 「おい、杉本」 と呼び捨て。なんでこんなオッサンに呼び捨てにされなきゃいかんのだ!と思わずにはいられませんでした。そしてそんな態度ではそのお客が払わなければならなくなった代償は小さくありませんでした。 実務を担当した私は、合格点を取る仕事はしましたが、それ以上の仕事はあえてやろうと思いませんでした。そして見積りも高め高めに出しました。覚えているのはわずか5分の改造でできるプログラムでも@30万の見積りにしたりしました。 だいたいシステムの改造なんか絶対相見積りは取れないのだから、怒ったりしたらアホなのです。 さて、昨日のコーチングでもクライアントさんが似たような性格の悪いお客に当たったそうです。やってもやってもクレームをつけてくるので、たまらない。ストレス一杯だとおっしゃってました。 私が提案したのは、合格点を取る仕事はするが、それ以上の仕事はあえてやらない、ということ。意図的なサボタージュです。やればやるほど要求されるバーが上がって行くから当然です。誠心誠意やったところで、 「この前はやってくれたじゃないか、なんで今回はできないんだ」 となるのは必定です。世の中何でも誠心誠意やればいいというものでもないのです。ストレスをためない知恵も要るのです。
コーチングの本を出してちょうど1年経過しました。拙著のアマゾンの書評は現在6件付いています。 自分の書評を読んでみてなんとなくわかるのは、書評を書いた人が本を出したことがあるかないか、というポイントです。本を書いていない人は辛らつで、いい気なもんだという感じもします。しかし、書いたことのある人なら、なけなしの才能でまぁ頑張っとるじゃないか、という視点があって、温かさを感じるわけです。 読む立場からすれば、よくこんなつまらない本を出すもんだな、とあきれてしまうような本があります。しかし、書く立場からすれば、なけなしの才能とネタを振り絞って本にするわけです。古今の名著と同じようにはいきません。つたない本とは言え、出版企画をまとめて、執筆するなかに血のにじむような苦労があるわけです。 たとえば土地・建物といった不動産は、買う立場と売る立場は全く異なります。不動産の価格について言えば、売る立場は上がれ上がれと念じるし、買う立場は下がれ下がれと念じ続けるわけです。本を書く立場と読む立場もこれくらいのへだたりがあるようです。 |
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750 いいカウンセラーの資質 749 承認の人生と批判の人生 748 後ろ向きの話は短く、前向きの話を長く 747 欠点は改めないで、目立たないように工夫する 746 そこにいるだけで元気の出る人 * 745 あげまん、さげまん 744 承認が承認たりえるためには 743 承認は人格のバロメーター 742 承認と安堵感 741 プラニングは朝一番に余裕をもって行う * 740 マジョリティが年下 739 鳴門・徳島に一泊旅行 738 若さとは 737 「やり方」と「やる気」 736 自分で考えることにこだわる人 * 735 他の助言者を引き合いに出すべからず 734 悔しい経験は明日への糧 733 個人差があるので焦らず頑張れ 732 20代半ばでコーチになれるか? 731 人は言葉によって生きる * 730 わが部屋 729 臨床 作業療法に寄稿 728 一日一件 727 ピンキリの研修講師 726 相手を説得する方法 * 725 納得できない書き方 724 受講者の質 723 グーグル1位に返り咲き 722 何でも誠心誠意やればいいというものではない 721 書評 * 720 ONE ON ONE 719 コーチングは提案で決まる 718 オフハンド・スピーチ 717 ため口 716 日経社告に再登場 * 715 答を渡すのも引き出しのうち 714 これから起こる問題についてのコーチング 713 業界の受益者 712 再度日経経営セミナーに登場 711 それ、やめときませんか * 710 自分を承認できなければ、他人は承認できない、のか 709 コーチングを大所高所から見ると 708 自他の一体感こそリーダーシップの源泉 707 結婚の選択 706 満足できない=人生楽しめない、のか? * 705 セルフ・コーチングはブログで 704 グーグル1位陥落 703 守秘義務 702 仕事をしない工夫 701 型を崩すのもひとつのやり方 *** コーチングを受けてみませんか *** コーチングとは(私見) *** 社会人のためのカウンセリング *** カウンセリングとコーチング *** ビジネス・コーチング入門 *** ライフワーク・コーチングの奨め *** オーケストラ再生のオーディオ *** オーケストラ録音を聴く |
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