970 無能であっても理解ある上司



クライアントさんから、「自分は上司なのに仕事ができない」という悩みをうかがうことがたまにあります。

自分で言うからその通りなのでしょう。「自分は仕事ができる」という自信や誇りに酔うことができれば、それがいいに決まってますが、できないならできないで仕方がないわけです。単に「仕事ができない」と嘆いてみても始まらないでしょう。

私がオススメする考え方は下記です:

@人生の至上の価値観を「したたかに生きる」というポイントに置く。人間誰しも生かされて生きているのです。

A足らざることを嘆かず、少しでもプラスを生み自他に貢献できることをする。

こんな方に限ってよく、会議で提案しても却下されてばかりで情けない、と言われるのですが、私はホントにそうなのか、と思います。会議とはみんなで集まってダメ出しをする場であり、却下されたということは、その選択肢がダメ出しで消えた結果、選択肢の絞込みができています。その意味では会議に貢献しているわけです。

また稚拙なことを言って、同席者から笑われても、少なくとも同席者を傷つけたわけではなく、かえって同席者の優越感を刺激したわけですから、会議の潤滑油としては機能しているわけです。

仕事ができるできないと言っても、宇宙レベルでみれば些細なことです。世の中は無能の上司もずいぶんいるわけですから、無能であっても理解ある上司になれればいいと考えます。無能であっても、理解があれば、部下がやる気を出す、育つというポイントからみれば、そう悪い上司とも言えないわけです。

私も多くの実務は任せっきりの、ある意味無能の上司ですが、少なくとも理解ある上司ではあろう、と思っているのです。

969 西はりま天文台



先ごろネット検索で、地元の天文同好会を見つけて、参加を申し込んでおいたのです。今回初参加で活動の頭数に加えてもらい、車に同乗させてもらって、泊まりで県立西はりま天文台公園に行ってきました。ここは予約すれば一般の人も宿泊できて、口径2mの大望遠鏡をみせてもらうことができます。この望遠鏡はなゆたと名づけられていて、一般人が見ることのできる望遠鏡としては世界最大なのだそうです。晴天ならそれからメンバー各人が持参の望遠鏡で星空を見るので、私はそれを横から見せてもらう計画でした。

しかし、当日は運悪く雪でした。スカイ・ウォッチングは曇りでもダメで、晴天であることが絶対条件です。その意味では極めて割を食う難しい趣味であると言えます。仕方がないから宿泊棟で宴会と相成りました。メンバーの皆さんはマニアですが私は初心者で、話についていくのがやっとでした。こんな風に書いたらどんなオタクの集まりか、と思われるかも知れませんが、メンバーには女性も何名かいて、今回も女性一名が参加されていました。とにかく、メンバーの皆さんとは知り合いになって、また一緒に行きませんか、と声をかけていただけました。今回は星は見れませんでしたが、ま、一歩前進です。

話を聞いて何よりも驚いたのは、昨今の市販の望遠鏡は、上級機になると、コンピューター制御されている上にGPSも活用しているので、見たい天体を指定しすれば、自動で位置合わせをして、ピントまで合わせてしまう上に、日周運動に合わせて自動追尾するということです。その詳細はこのページが詳しいですが、私が天文少年であったころから比べると、世の中恐ろしく進んでいます。

今朝起きたら、周りの山々が一面の雪景色で、それはそれで、美しく印象に残りました。とはいえ、早く実際に星を見たいものです。今年は天文サークルの観望会に参加して見聞を広げます。

県立西はりま天文台公園は兵庫県佐用郡佐用町の山の頂にあります。佐用町はたつの市の隣で、岡山県とも隣接しています。





968 出ました、2.0



いきなり体操競技みたいな題ですね。

視力検査で1.0といった指標があります。角度の1度の60分の1を1分、そのまた60分の1を1秒と言いますが、1.0とは5m先の1分を見分けられる能力なのだそうです。ランドルト環という輪っかの一部の切れたでチェックをします。

0.5というのは5mx0.5=2.5m、つまり2.5mで同じ対象が判別できることです。1.5というのは5mx1.5=7.5m、つまり7.5m先で同じ対象が判別できることを言います。いずれにしても限界値なので、半分勘という面もあり、微妙な数値ではあります。

さてレーシック施術後1.5ヶ月経ちました。最近は馴染んで来てよく見えるなと思っていたのです。昨日検診で視力検査を受けたら、何と2.0が出ました。つまり10m先で同じ対象が判別できるということです。前述しましたように、半分勘ではあるのです。思いがけなく、視力検査表を制覇したわけです。

私は小学校4年、10歳の時にすでに視力は0.3でした。以来眼鏡をかけて生活しており、成人するに及んでとんでもなく悪くなってしまい、それがずっと背負ってきたハンデであったのは、以前書いた通りです。2.0なんていうのは夢のまた夢、想像もできないことだったのですが、それが思いがけなくクリアできてしまい、驚きです。変われば変わるものです。

桑田蒼海という言葉があります。桑田変じて蒼海となる、という意味なのですが、そんな思いです。具体的に言うとボケボケのAMラジオの音が、ハイエンド・オーディオのSACDの音になったという感じでしょうか。

とは言え、AMラジオの音で十分音楽に感動できます。逆にSACDの音でも、感受性が低下していれば、何も感じません。ま、そういった現象ではあると思います。しかし、同じく感動するなら、高解像度な影像が感動を後押ししてくれます。そして私の場合、何でもない影像にも感動してしまうわけです。

ま、何事もあきらめずにやってれば、いつかは想いは叶うのだ、そして思いがけないオマケまで付くのだ、というのを再度思い知らされた気持ちです。

967 プラスアルファ



コーチングを始めて今年で5年目、私のホームページは基本的に同じスタイルで、検索エンジン上位に4年半近く居座っていることになります。思い切ってつくり直そうかと思わないこともないので、いろいろ検討してはみるのです。

・コーチングにこだわらずカウンセリング・コンサルティングも縦横に駆使する。
・コーチングを受ける動機は悩みから出発する。
・宗教は一切持ち出さないが、宗教心はベースに置く。
・NLPとは距離をおく。
・ネットで営業する。
・兼業を貫く。

以上が私のコーチングのスタイルですが、現在のホームページのコンセプトでもあります。別に固執しているわけではないのです。いささかマンネリのような気がします。変えるべきなら、変えなければなりません。

しかし、人間の性格はそう簡単に変わらないのと同様、自分のスタイルはそう簡単に変えようがない。むしろ変えたら、自分自身ではなくなって、より悪くなるだろうから変えないほうがいい!という結論に今のところは落ち着くのです。

ただ、何かプラスアルファは加えたい。それが何であるかはわからないが、というのが今の想いです。5年前にコーチングを学ぶという志を立てた結果、今日があるわけです。5年後に備えて新しい志を立てる時期に来ているのでしょう。

966 自分をつくらず正直に



コーチの森というサイトを主宰されている内海さんが衝撃的な事実を述べられています。

 コーチの森はサイト開設から間もなく2年になります。
 この間のデータを拾ってみました。

 GoogleやYahoo!などの
 検索サイトで
 「コーチング」のキーワードで検索される
 上位100位以内のサイトのうち
 2年間100位以内にランクインしているサイトはたった33だったのです。

 それどころか、
 コーチの森に掲載している400サイトのうち
 300近くのサイトが消滅していました。
 80%近くです!!!


今日、多くのホームページやブログが日々刻々生まれます。と同時に多くのホームページやブログが日々刻々消えて行きます。もちろん独立したものの廃業する人という人もいると思います。

どうして消えて行くのか。メンテナンスしないし、する気が起きないからでしょう。ではどうしてメンテナンスできないのか。ひとつには文章を書くのが苦手ということがあるとは思います。しかし、最も大きな理由は、ホームページやブログのコンテンツが借り物であって、自分のオリジナルではないことです。自分と似たようなことは他の誰かが書いているのであれば、更新する意欲がまるで湧かないのは当然です。だからメンテナンスする気にならないのだと私は見ています。

ホームページやブログで長く続いている人はあくまでも自分自身に忠実であって、自分に正直に書いているから続くのだと感じます。借り物のコンテンツのサイトは消えて行きます。それは閲覧の多い少ないに関係ありません。むしろ自分自身に正直だから続くし、徐々に閲覧者が増えていくわけです。

私はHPもブログも続いていますが、一番大きな理由はコンテンツが借り物ではないことでしょう。だから更新意欲も持続するのだと思います。

ちなみにこちらが私の趣味のブログです。こちらのほうも地道にショートエッセイをCD1枚ずつまとめていっているのですが、毎日100名を越える訪問者を獲得するようになりました。
999 畢竟何を学ぶべきか
998 信によって立つ
997 今やってることと陸続き
996 わかっていても問いかける

*
995 祈りて願ふ事は、すでに得たりと信ぜよ、さらば得べし
994 人見て法説け
993 長く続けたほうが勝ち
992 よくある話ですね
991 良きクライアントは良きコーチである

*
990 夢や目標がない
989 出会いと転機
988 外に出て行くべし
987 プロのコーチは昼間は何をしているのか
986 コーチングの金銭感覚

*
985 先制攻撃
984 自己啓発セミナー系社員研修
983 転職でコーチング
982 人事を尽くして天命を待つ
981 外的コントロールに対する社会一般の認識

*
980 優雅さということ
979 控える・持ち上げる
978 短所を直す・長所を伸ばす
977 コーチングの認定
976 コーチングの研修

*
975 自分に寛容であれ
974 他人のふんどしで相撲をとる
973 フィードバックは北京ダックのようなもの
972 英語の勉強
971 便所の落書き

*
970 無能であっても理解ある上司
969 西はりま天文台
968 出ました、2.0
967 プラスアルファ
966 自分をつくらず正直に
*
965 鉢のとれた鉢かづき
964 学びは受身ではなくて取りに行く
963 今年は歩こう
962 すんだことだし、もう忘れましょうよ
961 星空ウォッチング

*
960 想いは現実化する
959 「決める」までがコーチング
958 ナバホ族の精霊
957 日経経営セミナーに4度目の登場
956 心で見る

*
955 「気」の良さ + 自負 = 感化力
954 相反する価値観の使い分け
953 2008年はアウトドア元年
952 リアルとバーチャル
951 “I”メッセージは舌禍を最低限に抑える働きがある


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001〜050 051〜100 101〜150 151〜200 201〜250
251〜300 301〜350 351〜400 401〜450 451〜500
501〜550 551〜600 601〜650 651〜700 701〜750
751〜800 801〜850 851〜900 901〜950 951〜999
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