![]() 教科書的にはコーチングは「行動を促がすコミュニケーションの技術」なんだそうです。はたしてこれはどの人にも当てはまるのでしょうか? 私のクライアントさんのなかには、数名ずば抜けて行動力のある方がいらっしゃいます。「一を聞いて十を知る」という表現がありますが、この人たちは「一を聞いて十行動する」といったところでしょうか。 何を隠そう実は私もこのタイプなのです。だからコーチングで行動を促がすようなことをちょってでも言われると、「余計なお世話、うっとおしい」と思ってしまいます。コーチングでは何かいいアイデアをもらって、入念に承認してもらえさえすれば、それで十分満足です。その意味で、私自身のやり方をとやかく取りざたして、セッションに引っかかりを生じさせる人は、コーチとしては絶対願い下げです。 今のところ行動力のあるクライアントさんに対しては、私自身がされたいように話をしています。とにかくひっかからないように話をすること、行動力を殺がないこと、これに最も神経を使っています。そしてその結果、継続して契約してもらっています。 しかし、行動力のない人は同じような話し方をしても、戸惑うだけです。こちらのほうは行動を促がすようなことを積極的に言わなければなりません。 行動力のある人とない人とではコーチングに求めることが根本的に異なる、この理解が大切だと思います。行動力が十分過ぎるくらいある人に対して、型通りのコーチングはプラスにならないでしょう。
![]() 2回目の日経経営セミナー「実践ビジネスコーチングの展開法」の講演が無事終了しました。受講いただいた皆様どうもありがとうございました。申し込みは35名からいただいたと聞いております。 1回目の日経経営セミナーの時は相当緊張しましたし、終わった時は気力を使い果たして疲労困憊でしたが、2回目は勝手もわかっており、前回ほど疲れは残りませんでした。やはり終わるとほっとします。つたないながら現時点の私のベストを尽くしました。95点の出来です^^
![]() 「コーチング実践会」は私の屋号です。単にコーチだけでは頼りないので、勝手に考えたのですが、この屋号は少しずつ自分のブランドとして育っています。 私がコーチングを始めたおり、神田昌典氏の「顧客獲得実践会」と銘打った本がブームでした。コレを頂戴したわけです。私が頂戴しなければ、だれかがこの「コーチング実践会」という屋号を早晩名乗ったことでしょう。早いもの勝ちです。命名とはその程度のノリで行なうものです。ちなみに、神田先生のご関係ですか?と尋ねられたこともあります。全く何の関係もないのは言うまでもありません。 命名に当たっては、屋号に必ず「コーチング」という言葉を入れることにこだわりました。オフィス○○では何をやっているのかわかりません。つまり「名は体を表す」が肝心なのです。またこうしなければ、検索エンジンで検索するときに圧倒的に不利です。 ちなみに「コーチング実践会」でクーグルを検索すると現在4万8千件ヒットします。もちろん「コーチング」+「実践会」で見てしまうので関係のないページも多いですが、○○実践会の類は呑み込んでしまう勢いです。 今のところ商標登録をする気はありません。だれかが真似したところで私の傘下か亜流ぐらいにしか見られないでしょうから、それも歓迎するところです。コーチを目指しているクライアントさんにも、良ければ私の屋号は自由に名乗ってもいいですよ、と申し上げています。 世間のコーチには法人や団体の傘下で活動しているため、自分の屋号(ブランド)を持たない人も結構いますが、そんなケースに比べれば、自分の屋号があって少しずつ浸透しているのは愉快です。手前味噌ですが、和風でバタ臭くなく、いい屋号だと思っています。
![]() とあるクライアントさんの職場で、契約社員のひとりを正社員に取り立てるがどうかで迷っているそうです。人事部は否定的なんだそうですが、このクライアントさんは前向きです。人事部が優秀な人材にこだわり過ぎなのだそうです。 役所や銀行、大企業ではキャリア組とノン・キャリア組がうまく組み合わさっています。ノン・キャリア組が実務を担当して、キャリア組は頭のみすげ変わっていくという図式です。 どこの組織でも個性を主張せず業務を下支えするノン・キャリアの人材が必要です。組織のすべての構成員を優秀な人材でそろえると、全員が自己主張する結果、かえって組織はうまく行きません。まさに、 「歩なし将棋は負け将棋」 であるわけです。また聞きですが、某大手家電メーカーの人事担当者がオフレコでこう語ったそうです。 「ウチはやろうと思えば新卒採用者を全員東大でそろえられます。でもそうはしない。アホも混ぜて採ります。組織にはアホも必要なんです」 この話をこのクライアントさんにしてみたのですが、 「優秀な人材がそろっている社内のある部署は全然うまくいっていない。心当たりあります」 とおっしゃってました。アホといえば語弊はありますが、個性を主張せず、黙々と忠実に業務を下支えする人材は必要なのです。人材は組み合わせが大切ですね。 個人的には、優秀な人材が潰し合いをしている組織よりは、発展途上の人材が目一杯育つ組織のほうが断然好感が持てます。
コンサルタント会社を経営しています。 現在、商工会や商工会議所のエキスパートアドバイザー・シニアアドバイザーとして活動しています。 その際にコーチングをビジネスに活かしたいと 思いコーチングを学び始めた所です。 コーチングの勉強方法を教えてください。よろしくお願いいたします。 と書いて来られた方がいました。コーチングはコンサルタント業務の一部です。現役のコンサルタントにしていまさらコーチングを学びたい?変なことを言うもんだな、と思いましたが、一応電話で話を聞いてみることにしました。 本人曰く、ご自身はコーチングの才能があるそうです。またコーチをつけてみたが、相手はたいしたことなくて、これじゃどちらがコーチかわからないと感じたそうです。 私はお答えしました。 「もう、十分コーチングはおできになるので、特に学ぶ必要はないんじゃないですか」 10分も経たずに話は終わりました。私は「我流もまたよし」と考えていますので、この方に対しては案外ベストの対応だったか、と思っています。我流ではダメ、と思い至ったときに、必要なことを学んでも遅くないでしょう。 ま、いろいろな人がいらっしゃるものです。この人の場合、どうコーチングするか、ということではなくて、自分をどうブランディングするか、に興味がある様子でした。それはプロのコンサルタントであるこの人が自分で考えることでしょう。コーチングは弁護士や税理士のように国家資格がないとできない、という仕事ではないのですから。 特にこの人が私の支援を必要としているようには思えませんでした。私はこの人とは今のところ接点がなさそうです。 |
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800 米国人と加点主義 799 加点主義こそ家族円満の秘訣 798 何で検索しても 797 雑談して終わり 796 コーチングを信じる * 795 やるべきでないことはやらない 794 ポジティブ・シンキング 793 上司に対するリーダーシップ 792 上京しました 791 おっしゃってることに共感できないですね * 790 聞き方 789 空気の読めない人 788 減点主義と加点主義 787 下手な考え休むに似たり 786 志なくしてコーチングなし * 785 口先だけの承認では絶対部下を欺けない 784 ゼロ・ベース評価は上司・目上にも有効 783 身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ 782 コミュニケーションは言葉だけにあらず 781 承認はゼロベース評価 * 780 文頭で批判しても、文末で承認する 779 うだうだと人と関わること 778 NLPに対する私見 777 無為にして化す上司 776 究極の自己承認の言葉 * 775 視界狭窄 774 結局コミュニケーションの問題 773 強い心 772 目指すのは9勝1敗 771 格好をつけない * 770 えらいことになってしまった 769 ガチャガチャ感 768 手柄を相手に譲る 767 内なる自分の承認がもらえるならそれでいいじゃないか 766 感謝は承認である * 765 漫才の傾聴 764 連続のドタキャン 763 女性は30〜40代が旬 762 ブログはコーチの条件 761 承認によって元気をもらう場 * 760 行動力、ある人ない人 759 日経経営セミナーは無事終了 758 屋号 757 歩なし将棋は負け将棋 756 我流もまたよし * 755 面の考え方 754 セミナー・インデックス 753 SEO起業塾 752 所変われば品変わる 751 鬱を通告するセッション *** コーチングを受けてみませんか *** コーチングとは(私見) *** 社会人のためのカウンセリング *** カウンセリングとコーチング *** ビジネス・コーチング入門 *** ライフワーク・コーチングの奨め *** オーケストラ再生のオーディオ *** オーケストラ録音を聴く |
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