■始めに■
ふざけた副題から始めてみましたが、史実の日本帝国で計画された大艦隊建造計画について少し書いていきたいと思います。
大艦巨砲主義者にして火葬戦記信奉者なら、一度は夢見るのが「八八艦隊」だと思います。ですが、史実の日本の国力を考えれば、その実現はかなり難しいものとなります。
これは、史実における艦隊建設のピーク時の軍事予算が、国家予算の6割を占めた事でも明らかでしょう。大正時代の史実日本の国力では明らかに無理があったのです。
こんな事は言うまでもなかったかも知れませんが、では、夢を実現するために必要なモノについて、少し考えてみたいと思います。
また、せっかく夢の世界の出来事ですから、その中だけでも勝たせてあげたいのが人情と言うものでしょう。このあたりもあわせて考えてみたいと思います。
(戦わず諸外国の艦船たちと国際観艦式でもできれば一番なのですが、時代がそれを許さないでしょう。)
なお、なぜ「八八艦隊」が必要かについては基本的に論じません。これは、日本海軍が史実同様の経緯を辿って、国防上必要だと判断したからだと強引に結論づけておきます。また、仮想敵国は、同様の大艦隊を整備するアメリカ合衆国とします。
では、お暇な方はしばしお付き合いください。
※なお当コンテンツは「β版」にあたります。2001年末から2002年初頭にかけて掲載しました。
2008年12月に同人誌として発行されたものとは大きく内容が異なります。また当コンテンツでは、十分な考証ならびに十分な校正作業などもなされていないのでお見苦しい点が多々あると思いますが、この点ご了承ください。
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