■ 遍歴

　　■ 病院での対応

炎症が顔面にまで広がった経験が２回、アレルゲンの検査を受けたことが３回ありました。
アレルゲンの検査結果は３回とも反応無し。

炎症が顔面にまで広がったときに処方された薬や対処法は、以下の通りでした。

１回目：処方して貰った薬はステロイド。
　→　一時的に治まっては再発を繰り返し、どんどんキツイ薬に変わっていきました。
　→　何が理由で発症し、どうして治まったか説明ができません。

２回目：ステロイドを使わない治療を行う病院で、消毒することに徹し、二次感染による炎症の悪化防止に努めました。処方して貰った薬で良くなったとは思えませんでした。

薬の処方ではなかなか改善しなかったのは事実です。
薬の処方以外に医師から受けた指摘としては、

・１回目は入院や引越しなどで生活環境を変えてみることを勧められました。
・２回目はストレスによる発症の可能性を指摘されました。

さらに、炎症が軽いうちに対処しようと病院に行ったとき、以下のような指摘を受けたので紹介します。

・ 関節にできるアセモの様な症状はアトピーと思わず、気楽に対処する。
・ 患部の炎症は優先的に治療し、炎症が緩和されてから、対処法を医師と検討する。
・ ステロイドも改良されてきているので悪い薬と思いこまない（周りの情報に洗脳されない）。
・ ただし、炎症の治療で処方されるステロイドは医師の監視下で適切に使用する。

　→ 最近、むやみにステロイドを悪い薬のように言う傾向にあり、中にはステロイドを処方する病院や医師をやぶ医者呼ばわりすることもあるようです。しかし、重度の炎症（汁がたれているとか、皮膚が硬化してカサブタのようになっているなど）に対しては炎症を軽くすることを優先し、長期的な対処法を考えるべきであり、医師の監視下で適切に使用すれば良薬である。噂に惑わされない患者の姿勢も大切である。

　　■ 過去の対処法など

・ 体を洗う順番【効果：中】
・ 体の洗い方【効果：大】
・ 石鹸を見直す【効果：大】
・ シャンプーを見直す【効果：大】
・ 衣類を見直す【効果：中】
・ 衣類の洗剤を見直す【効果：大】
・ 手袋をして寝る【効果：小】
・ 爪の手入れ【効果：特大】
・ 刺激物を控える【効果：特大】
・ 糖分を控える【効果：中】


・ 体を洗う順番【効果：中】

私の場合、体を洗う順番は頭、首、肩、腕、体、背中、足の順です。
特に、体の後に頭を洗う場合、シャンプーの泡が体に残ってしまい、体の炎症がひどくなることがあります。基本は上から下を心懸け、泡はきれいに流しましょう。意外とシャンプーが流し切れていないことが多いようですよ。


・ 体の洗い方【効果：大】

私はナイロンタオルが大好きです。泡立ちがよく、体を洗ったという実感が味わえるので常用していました。ところが、アトピーがひどいときには刺激が強すぎ、肌の沈着が目立つようになり、炎症がひどいときにはさすがに断念しました。
既に常識となっていますが、ナイロンタオルは皮膚が弱っている時には表面を傷つけ、炎症を悪化させるという指摘を受けています。ナイロンタオル愛好家の方も多いでしょうが、少なくとも炎症が惹くまでは我慢しましょう。


・ 石鹸を見直す【効果：大】

好みがありますが、乳幼児用の石鹸などを試してみました。ただ、洗ってもすっきりしない石鹸もありましたが、私の場合、乳幼児用ではありませんが、オリーブオイル100％の石鹸に落ち着きました。
ただし、炎症がひどくなっている箇所や皮膚がデリケートな場所には馬油石鹸を手で泡立てて洗っています。
刺激が少ない石鹸を使って洗うことを心懸けていますが、それでも炎症の程度や炎症の箇所によっては痛みを感じることがあります。その時にはしばらく石鹸を使わずに手でよく洗う程度にしています。


・ シャンプーを見直す【効果：大】

石鹸選びと同様です。私の場合、体を洗うために選んだ石鹸が頭を洗うときに使っても問題がないため、シャンプーではなく、石鹸で頭を洗っていました。


・ 衣類を見直す【効果：中】

化学繊維を多い衣類を避けました。下着や肌着は特に綿100％にこだわりました。
しかし、肌着にこだわっても腕や首周りはどうしようもありません。衣類で汗などをかいたときに吸収性がよい衣類を選びましょう。


・ 衣類の洗剤を見直す【効果：大】

衣類を清潔にするのは当然のことですが、肌着を洗う洗剤を見直しました。洗浄効果が強いものや漂白剤を使うと、炎症がひどくなることがありました。
乳幼児用の洗剤や漂白剤に変えてみるとマシになりました。
衣類の洗浄剤が衣類に残ってしまうことが原因と考えられます。また、乳幼児用の洗剤や漂白剤は高価でなわりに洗浄力が低いので、作業服などのガンコな汚れものを洗濯するときには、すすぎの時間を長くするのも効果があるかも知れません。


・ 手袋をして寝る【効果：小】

寝ている間に皮膚を掻きむしり、起きれば布団が血まみれ・・・。こんな経験がある方もいると思います。よく聞く対処法のほとつに手袋をして寝るという方法があります。しかし、これはあくまで乳幼児向けのようです。私のように大人になってからとなると、起きれば手袋なんてはずしてしまっています。私にとっては全くといって効果がありません。


・ 爪の手入れ【効果：特大】

寝ている間の対処法としては爪を切り、清潔にしておくことが最も効果的です。
確かに、爪をこまめに手入れしていても寝ている間に掻きむしってしまいます。しかし、手入れしていない爪の場合、皮膚が再生できないほど掻きむしってしまうことさえあります。私の場合もそうでした。ですから、爪は必ず手入れすること。そして、寝る前に爪の間を清潔にすること。これが炎症を早く治す最大の方法だと思います。


・ 刺激物を控える【効果：特大】

喫煙、飲酒、香辛料が多い食べ物、コーヒー・・・できるだけひかえた方がよいでしょう。しかし、なかなかできないのが現実。ただ、何も気にしないより、意識することが重要です。
特に飲酒は体を温かくする上に神経を麻痺させてしまうので、寝ると酒を飲んでいないときと比べて見境なく掻きむしってしまうことが多くなります。


・ 糖分を控える【効果：中】

缶コーヒーやジュース。これを多く摂ると炎症が治りにくくなります。糖分の摂りすぎでニキビや吹き出物がひどくなった経験がある方も多いはずです。同様に、炎症を起こした皮膚が化膿しやすくなるようなので、注意が必要です。
ちなみに、モチの食べ過ぎも皮膚が化膿しやすくなるそうです。