■ 気になる原因

　一昔前、氷点下の室温の中で男性と女性が向かい合い、息を吐き合うコマーシャルがありました。二人は何メートルか十数メートルだったか離れているのですが、白くなった息はお互いのところまで届くというものでした。
　このコマーシャルが話題となり、潔癖症の日本人に拍車をかけた時期がありました。海外では、日本人があまりに潔癖性なので、少々敬遠されがちという噂を聞いたことがあります。
　ただでさえ潔癖性の日本人に、さらに恐怖心を植え付けるようなコマーシャル・・・。効果は的中しました。
　それまでの生活習慣になかったマウスウォッシュ商品はすぐに市民権を得ました。

　ところで、口臭の原因って何でしょう。私が知っている原因を挙げてみます。
　・ 食　事（ニンニクを食べた後のゲップなどは嫌がられますね・・・）
　・ 柑橘系の飲み物（何故か口臭が気になるんです。私だけでしょうか？）
　・ 歯磨き不足（歯垢・歯石の蓄積）
　・ 飲　酒（二日酔いの時には自分でもイヤになりますよね）
　・ 喫　煙（タバコを吸わない人からすればイヤなものでしょうね・・・）
　・ 胃腸不良（朝起きたときの口臭で胃腸の調子がわかる気がします）
　・ 蓄膿症（鼻と口の間に膿が溜まるらしいのでツライでしょうね・・・）
　・ 歯周病（歯磨き不足の結果なのでしょう・・・私は他人事ではありません）
　・ 舌のコケ（刺激物を多く摂る人に多いらしく、私もコケに悩まされています）
　　　　　　　など

　　■ 私の努力（舌のコケ掃除）

　今の私にとって一番効果があるのは禁煙かもしれません。タバコの臭いだけでなく、胃の調子もマシになるでしょうし、コーヒーや柑橘系の飲み物を飲むときも気にならなくなるかもしれません・・・。
　でも、無理（というよりやる気がない）なので、普段気になるときにやっていることというのが「舌のコケ掃除」です。
　舌のコケは不思議なことに刺激物（タバコやコーヒーなど）を摂りすぎたときや徹夜したときに多くなります。徹夜のときに間食することも関係しているかも知れませんが、舌の色が見えなくなるくらいにコケが広がり、真っ白になることがあります。
　そんなときこそ、舌のコケ掃除をすると面白いほどよくとれ、気持ちよくなります。
　今まで舌のコケ掃除に使った道具ですが、最初は普通の歯ブラシを使いました。しかし、なかなか効果的に取れず、「おえっ」となることも多かったのです。しかし、最近ではいろいろなタイプの舌のコケ取り専用の道具が商品化され、今までに２種類ほど試しました。両方とも使い心地がよかったので、少し紹介します。

私が試した舌の掃除道具

私が試した舌の掃除道具１号	私が試した舌の掃除道具２号
・ワッカの縁を立て、舌の表面を削ぐようにしてコケを落とすタイプ。 ・ワッカの部分は硬過ぎないので舌を痛めない程度に調整できます。 ・ワッカの部分の断面は表面と裏面で角度が異なるため、ひっくり返すだけで強弱２段階の調整ができる優れものです。 ・私は強い方の面が好きなのですが、長時間使うと舌が痛くなるので注意してください。	・小さなラケットみたいな部分を押しつけて掃除するタイプ。 ・ラケットには数枚のへらが付いています。へらの厚みからいうと、コケを削るという表現が適していない程度のほどよい厚みがあります。 ・杖の部分やラケットの部分はしっかりしており、押しつけ具合を調整して掃除するタイプです。

　　■ 虫歯治療で知ったこと

　ある日、カブセモノが外れたので歯医者に行きました。看てもらうとカブセモノと歯に隙間ができ、中が虫歯になっているとのこと。すぐに治療してもらいました。
　２、３日して気づいたのですが、口臭がマシになっているような気がしました。

　気になって調べると、虫歯も口臭の原因になるらしいのです。
　また、入れ歯だけでなく、カブセモノの歯も口臭の原因になる場合があるとのこと。

　被せている歯の酸化が臭いの原因らしく、特に保険で治療した歯が酸化しやすいとのこと。
　一般的に保険の歯は寿命が短く、５年程度で外れてしまうため、気にならないことが多いらしいです。しかし、運良く（運悪く？）長持ちしたカブセモノは注意が必要で、悪臭を放つことがあるとのこと。勿論、常に清潔にすることで酸化を防止できるようです。

　私の場合も、外れたカブセモノは長持ちしていましたので酸化していたのかもしれません。ただ、残念ながら口臭はマシになっただけ・・・もっと気にして口臭対策しなければ・・・。