■ へそのゴマを取るとおなかが痛くなる？

子供のころ母から言われていたこと。
それは
「おなかが痛くなるから、ヘソのゴマは取ったらアカンで！」
幼い頃はこの言葉を信じて生きてきた。

あるとき、
それまでそれほど気にしなかったヘソを覗き込み、
擂り潰した黒ゴマをまぶしたような我がヘソを目の当たりにしたとき、
「取りたい！」
という衝動に駆られた。

　・・・子供のときから崇拝していた伝説のヘソのゴマ・・・！
　・・・不思議と細かく丸く黒いヘソのゴマ・・・！
　・・・どのようにおなかの痛みに関わっているのかわからないヘソのゴマ・・・！

確かに、ヘソを触りすぎてヘソの周りが赤くなり、
おなか（というよりヘソの周り）が痛くなった記憶はある。

だが、ヘソのゴマ自体の正体は垢以外の何者でもない。
その事実より子供のときからの迷信を恐れる歳でもなくなった。

　　■ 初めての大掃除・・・そして気づいた迷信の意味

気になるとどうしようもない。
その日は早々と意に決したゴマ退治を実行すべく風呂に入った。
風呂に浸かってやわらかくなったゴマを掻き出すべくヘソの中を触ってみた。
（ホジホジ・・・）
すると、どうだろう・・・

粉をまぶしたようにちりばめられてたスリゴマ達は風呂の中で舞いだし、
それなりに大きくなった小さな粒のようなゴマ達はハラハラとゆっくり沈んでいくではないか・・・

しばらく夢中でヘソを掻き出し続け、もう見た目にゴマがなくなった頃、ようやく風呂をでた。

スッキリ！

しかし、しばらくしてヘソの周りが赤くなっているのに気づく。
時既に遅し・・・子供のときの痛みが蘇ってきた・・・

そしてそのとき初めて迷信の意味に気づいた。

成人していても痛くなるまで夢中になってしまうヘソのゴマ掃除・・・
子供なら尚更のこと・・・子供にゴマ掃除は危険行為ではないか！
やはり迷信には大きな意味があった・・・
不覚・・・

　　■ 正しい掃除の仕方

この教訓から、正しいヘソ掃除の方法が気になっていた。

ある日、どこかの雑誌の記事で正しいヘソ掃除の方法を知ることになる。
内容はつぎのようなものだったと思う。

�@ヘソのゴマはオリーブオイルをつけた綿棒できれいに拭い取る。
�A力を入れ過ぎず、長い間続けないよう気をつける。
�B取れにくい場合は風呂上りや、ヘソにオイルを染み込ませてから掃除する。

それを知ってから早速オリーブオイルを買ってきてやってみた。
たしかにオリーブオイルを使うと滑らかになり、皮膚への負担が軽減。
風呂上がりでなくてもすばらしい取れ心地・・・。

お勧めです。

　　■ この異臭はどこから？

正しいへそ掃除を知って以来、
たまに気づけばヘソ掃除をしてきたため、
大物には縁がないと思っていた。

しかし、ある夏の日・・・

どういう訳か風呂上りなのにどこかが臭い・・・
脚の水気を拭く時にプーンと臭う・・・
足の親指の爪の垢のような臭い・・・

改めて足の爪を見てみるが
そこには臭いの素になるような垢は溜まっていない・・・
体が乾ききるとその臭いは無くなってしまう。

次の日・・・
風呂上りに前日と同じ臭いがする・・・
しばらく考え、もしかして・・・
と、久しぶりにヘソに指を入れて臭ってみた・・・
「ゲッ！コレか！？」
まさしく足の爪の垢のような臭い！

しかし、小物はいないはず・・・何故？
覗いて見てもそれらしき影はない・・・

気になったらもう止まらない。

パンツ一丁のまま、
ソファー代わりのシングルベッドにもたれて座り、
ヘソというよりヘソの周りの肉を押し上げ、
普段は目れない角度でヘソを覗き込もうとした。

「もしかして・・・」

ヘソの穴の上の方のシワをおし広げると、確かに黒いものがあった。
　ヘソのシワに沿うようにコビリ着いたスリゴマか・・・？
　久しぶりにソコソコの出来栄えのゴマか・・・？
楽しみに掻き出そうとするが、ナカナカ出てこない。
体が乾いてきたせいか、皮膚に貼りついたように取れる気配がない。

ならば・・・とばかりに
綿棒をオリーブオイルに浸して再度挑戦！
しかし、結果は同じ・・・

仕方がない！

　　■ デカッ！

臭いの元を目の前にしながら勿論諦められる訳がない！
最終手段・・・とばかりに仰向けになった。
オリーブオイルをヘソに溜め、
ヘソのゴマをオリーブオイル漬けにする作戦に転じた。

しばし我慢・・・
わざと気分をテレビに向けて時間が経つのを待った。
しかし気になり４〜５分程度で断念。
「イザッ！」と綿棒を突っ込み「グリッ！」と一撃！
するとどうだろう・・・
（ポロッ・・・コロコロコロ・・・）
見事に取れた！快心の一撃！

そして、転がっていったその先を見て驚いた。
「大粒の小豆か！？」
それまでヘソのシワから見えていたゴマは
ヘソの垢の氷山の一角でしかなく、
本体はシワの中に深く埋もれ、大きく育ちきった大粒の垢・・・
さすがにオリーブオイルでヘソの穴を満たし、
浸透させないと取れないだけの代物！

まずは、オリーブオイル漬けになったその小豆大のゴマを手に取り、
弾力と大きさを実感・・・そして、本能的に鼻先に近づけた。
「マーベラス！」
これまでに味わったことがない痛烈な刺激に酔いしれた。
いや、多分、一瞬気を失いかけたのだと思う・・・

そのあと、これだけの大物を抱え込んで離さなかったヘソの中が気になり覗き込んだ。
驚いたことに、それまでしっかりと咥え込んでいただろうシワは
ポッコリそのままの形を維持し、
驚くほどきれいな肌色の凹みとなって輝いていた・・・

　　■ おへその掃除に使えそうな商品

ヘソのゴマ掃除はオリーブオイルを綿棒に浸してソフトに除去！
これは基本です。
しかし、オリーブオイルといわれても・・・
という方には、赤ちゃん用のオイル付き綿棒がお勧めです。
最近では近くの薬局に行けば入手できますが、参考までに紹介しておきます。



バージンオリーブオイル付き綿棒 30本	イヤーローション ウエット綿棒 お徳用 50本入	オイルがついているベビー綿棒 細軸タイプ 50本入	ベビー 粘着綿棒 細軸タイプ 50本入

へそ掃除とは関係ないですが、綿棒調べてたら面白いのがあったのでついでにご紹介。
しわ対策用なのでへそに使うとへそがなくなる・・・ってことはないか・・・


女優たちの秘密棒 (シワ対策アルジレリン配合美容液綿棒)