『幕末三俊』 春陽堂 1897 より
その1 | 第一 駿州 矢部の碑駿州 父定令 政治家的手腕 一片の苔石千古の感慨 | 3100B |
その2 | 第二 家庭 之を誨ふる素あり 循吏伝中の人物 父の呼吸に接して成長す | 4200B |
その3 | 第三 文政時代と駿州 幕府衰亡の端 水野忠友 水野忠成 賄賂公行 一頭地を出す 大久保忠真 闇黒中に於る光明 | 5000B |
その4 | 第四 出身 番騎士 凡を抜くこと数等 胯下の耻を忍ぶの苦心 |
4700B |
その5 | 第五 先手頭としての駿州 大久保の抜擢 巨魁屏息悪風一変 陰謀秘計応機施 霊警なる能吏 | 4700B |
その6 | 第六 堺奉行としての駿州 令郎君何そ成長の早きや 一世の美談難獄の解決 至誠以て人を諭す | 6900B |
その7 | 第七 大阪奉行としての駿州 令聞益す高し 竹島密商の獄 貧民救済の策 | 8000B |
その8 | 第八 天保饑饉 天保饑饉 米価騰貴 賑恤は姑息の小恵手段 恰似篤疾遭良医 | 8200B |
その9 | 第九 大塩後素の乱と駿州 大塩の乱 火を放て自殺す 大塩駿州に推服す 駿州大塩の心を攬る 非常の奴なれとも悍馬の如し 使君撫治得其道 | 7700B |
その10 | 第十 西城造営と駿州の抗議 西丸留守居 造営の議然るべからず 抗言 ![]() | 3500B |
その11 | 第十一 蛮社の遭厄と駿州 | 6700B |
その12 | 第十二 天保改革と駿州 町奉行 同僚反対部下反対 霹靂の手 都城百里 敢不欺 | 10600B |
その13 | 第十三 駿州と鳥居 | 4100B |
その14 | 第十四 町奉行と駿州 三奉行中に於て町奉行を重しとす 幕府衰亡の機 | 6100B |
その15 | 第十五 経済家としての駿州 財政改革の意見 悪金銀停止奢侈矯正の意見 経済の大体に通ず 大局面を通観す 政振整の意見行はれず | 5800B |
その16 | 第十六 禁錮 人心を服するの襟 剛直を忌む 狼心豺智の鳥居忠耀 才と才とは相容れず 百方羅織 水野を誤りたるは鳥居なり 厳より刻察より苛に入る懐なし | 16200B |
その17 | 第十七 最後 餓死終同亜夫憤 嗚々咽々健気人に逼る | 6200B |
その18 | 第十八 遠州、土岐、と駿州 土岐朝旨 | 3800B |
その19 | 第十九 東湖と駿州 韓淮陰寇莱公の流 意気精神相激射 七言古風八十韻 | 12700B |
その20 | 第二十 江川、羽倉、と駿州 江川英龍 羽倉外記 | 4900B |
その21 | 第廿一 川路と駿州 川路駿州に推服す 駿州と川路との関係如何を察すべし | 3300B |
その22 | 第廿二 性行 雲中の仙鶴 音吐遠鐘の如し 静慎にして雅徳あり 心を北辺に留む | 5000B |
その23 | 第廿三 人物 活手活腕の伎倆、 機智敏妙手腕霊活 度量甚た宏ならず 一世の政治家 | 4400B |